バルナックライカ互換 LEOTAX F

レオタックスカメラ製バルナックライカ・コピー・レオッタクスFのレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影レンズはKONICA L39 HEXANON 60mm F1.2、フィルムはlomography Lady grey B&W400、スキャナは MINOLTA DiMAGE Scan Multi PROを使用した。
レビュー


1.概要
LEOTAX Fは、1954年(昭和29年)にリリースされた、バルナックライカ互換のL39スクリューマウントを搭載したレンジファインダーカメラ。
2.使用感
LEOTAX Fは自身にとって初めてのバルナックライカ互換カメラで、バルナックライカを使ったことをある人には常識なことも理解できておらず戸惑うことが多かった。
戸惑いのポイントは主に3点で以下のとおりだ。
- ファインダー
- 距離計ファインダーと50mmの視野ファインダーが並びで別々に存在しており、慣れるまでどちらを覗いている瞬時に判断できないことがあった。
- カメラが年代物なので、ピント合焦を示す二重像が薄くてピント合わせに苦労した。
- フィルム装填
- バルナックライカのフィルム装填は、さまざまな媒体で紹介されているが、巻き揚げ用のスプロケットにフィルムタンを挟むとき、わざわざフィルムをスプロケットに2回転ほどさせてカメラに押し込んだら、巻き込んだ反発力でフィルムがスプロケットから外れるのを経験した、巻き付けずに端を引っかけるだけでよいことを2回ほど失敗して気がついた。
- 露出計
- 電池が必要な露出計を装備していないので、シャッター速度、レンズF値は撮影者が決定する必要がある。デジタルカメラに似たようなスペックのレンズを取り付けて、F値とシャッタースピードを参考に撮影することにより、露出決定には問題がなかった。
古いカメラにしては高速側のシャッター速度もそれなりに機能していたようなので、メンテナンスはされていたカメラのようであった。初期不具合によって数日で返品となってしまったけれど、機会があればバルナックライカを使ってみたいと思わせてくれるカメラだった。
3.まとめ
結論としてLEOTAX Fをまとめると、フィルム装填にさえなれてしまえば、普通に使用できるカメラだ。
しかし、フィルムの装填方法はライカMシリーズのように裏蓋を開けてスプールにきちんと噛ませられる形式が失敗が無くてよい。
仕様
- 最大シャッタスピード 1/1000
- L39スクリューマウント
- 横走り布幕シャッター
- 電池不要の機械式カメラ
- ダイキャストボディーを採用
参考情報
- LEOTAX ・Wikipedia
更新履歴
- 2025.6.12
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