MINOLTA M ROKKOR 40mm(CLE)
ほぼズミクロン40mm
MINOLTA M ROKKOR 40mmのレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はEPSON R-D1
レビュー
ミノルタがレンジファインダーカメラ・CLE向け開発したレンズ。
基本設計はCL時代のロッコール、ズミクロンCとおなじである。CLE向けのロッコール40mmは一般的な並行カムを採用しており、他のライカMマウントカメラとの互換性が保たれている。
参考文献の「世界のライカレンズ P158(リンク先はアマゾンアフィリエイト)」によると、古いCL向けの40mmとはレンズコートが異なるとの記述がある。両レンズの発売年は10年程度違うため、コート剤などは進化しているであろうから、レンズコートが異なるという見解は正しいと思える。
レンズコートは経年で痛んでいくため、現在の中古レンズで比較してもあまり意味は無いような気がする。
このレンズは、EPSON R-D1で使っていたため、R-D1はAPS-Cサイズセンサーなので35mm判換算で60mmと標準50mmより少し長めの焦点距離になる。そのため撮影時には50mmのファインダー枠を表示して、その内側を意識して撮影していた。それでも撮影対象が見切れることはほとんど無かったので、慣れればなんとでもなるだろう。
ミノルタCLEと一緒に手に入れたレンズで、コンパクトでR-D1にはよくマッチしていた。撮影結果をみても、色のりと解像感はよく侮れないレンズだと感じられる。
現状はズマリット40mmが手元にあるため、再度購入しようとは思わないが、このレンズでも十分にズミクロンの味わいは感じられるだろう。
2024年現在入手しようとするとレンズ数も少なくなり、ミノルタレンズとしては高価な部類に入ってくる。購入当時はミノルタCLEのおまけのような感じで売られており高価なレンズでは無かった。
バラバラで売却したので、おそらく購入価格よりも高く売れたような気がする。
仕様
項目 | SUMMARIT | SUMMICRON C | ROKKOR for CL | ROKKOR for CLE |
焦点距離(mm) | 40 | ← | ← | ← |
最大絞り | 2.4 | 2 | ← | ← |
最小絞り | 16 *1 | 16 | ← | ← |
レンズ構成 | 4群6枚 | ← | ← | ← |
絞り羽根 | 12 *1 | 10 | ← | ← |
最短撮影距離(m) | 0.8 *1 | 0.8 | 0.8 | ← |
レンズ長(mm) | 21 *1 | 23.5 | 22.5 | 24.5 |
レンズ最大径(mm) | 49 *1 | 50 | 51 | ← |
フィルター径(mm) | 37 *1 | 39 | 40.5 | ← |
フード | 円筒ねじ込みフード (Ms-Optics提供) | ゴム製ラッパ型ねじ込みフード・12518 | ゴム製ラッパ型ねじ込みフード | ← |
ヘリコイド・カム | ?・平行カム | シングル・傾斜カム | ← | ダブル・平行カム |
リリース年 | 1995 *2 | 1972 | 1973 | 1981 |
製造本数 | 120,000 *2 | 54,350- | – | – |
重量(g) | 54 *1 | 120 | 125 | 105 |
*2:数字はいずれもコンパクトカメラ、ライカ MINILUXの数字、Ms-Optics改造品の製造本数は数十本と推測される。
参考文献・参考リンク
- MINOLTA CLE WIKI
- 世界のライカレンズ P158に紹介記事あり(リンク先はアマゾンアフィリエイト)
新履歴
- 2024.06.03