MR-TELYT-R 8/500
ライカR用望遠ミラー(反射)レンズ、MR-TELYT-R 500mm F8をデジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー・CANON EOS-1DsMKIIIによる実写>
<レンズの印象>
ライカブランドで販売しているとはいえ、性能や写りを含め他のミラーレンズと特に変わるところはない。
焦点距離が500mmなので、当たり前だが手ぶれ補正のないボディで使用するとファインダー内で像がグワングワン揺れて酔いそうになる。
市場価格は8万円〜15万円くらいの幅で見たことがあり、他の500mmミラーレンズの相場が1万円〜5万円以下なので、Rレンズをコンプリートする気でもなければ積極的に選ばれるレンズではない。
手持ちレンズのカムは3カムで、ライカフレックス/SL/SL2(フィルムカメラ)を除くR型ライカで使用できる。
市場は3カム以外のレンズを見たことはなく、ROM改造できたのだろうか?ROMレンズマニアとしては気にしている。本レンズを製造したミノルタの後継会社であるコニカミノルタは、現在もライカ社と取引があるようで、Lマウントアライアンス向けにAFミラーレンズを発売しないだろうかと妄想することがあるが、ミラーレンズの需要のなさから可能性は限りなく低いと思っている。


<レンズの仕様>
MR-TELYT 500はレンズ設計はドイツ、製造は日本のミノルタで、海外のLeica-ForumのWikiの情報では、1980年から1996年にかけて、3800本作られた。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 500 | |
最大絞り | 8 | |
最小絞り | 8 | 絞り固定 |
レンズ構成 | 5群5枚 | |
最短撮影距離(m) | 4 | |
レンズ長(mm) | 121 | |
レンズ最大径(mm) | 87 | |
フィルター径(mm) | 77 | |
重量(g) | 750 |
<参考文献・参考リンク>
- 参考文献:R型ライカのすべて/著者:中村信一/朝日ソノラマ編 Ads by Amazon
- 参考リンク:MR-TELYT-R 8/500 Leica wiki
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