Rollei Sonnar 1:2.8 /40mm
ローライ・ゾナー40mm/F2.8をフィルム、デジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
<レンズの印象>
コシナが部品を供給しているRollei銘のレンズ、これがリリースされたときはコシナがRolleiブランドも手に入れるのかと思ったが、ゾナー40mm、プラナー80mm、Rollei 35RFの提携だけで終了してしまった。
リリース計画としては、Planar 50mm/F1.8が予定されていたようで、6群7枚と具体的なスペックを記した資料もあり、具体的に話は進んでいたようだが実際に市場に出ることは無かった。
ゾナー40mmはレンズサイズ、クオリティはコシナのカラースコパークラスで、レンズはコンパクトにまとめられ、鏡筒は真鍮製のようででずっしり重かった。
フィルム時代は描写にファンが多かったRolleブランドだが、このレンズの写りはごく普通だと思う。
ブラックとシルバー両方使用したが、ピントリングは軽めで回すとスカスカであまりよい印象は持てなかった。
シルバーはヨドバシカメラ新宿店にずっと売れずにおいてあった物を処分特価でRollei 35RFとともに購入した。当時はフィルムカメラの末期ということもあり、処分価格は2023年中古価格の半額程度であった。このレンズは今の高騰した価格での購入は躊躇してしまう。



<レンズの仕様>
コシナが大部分の部品を供給してリリースされたRollei銘のレンズ。
M/Lリングが付属しており、L39スクリューマウントレンズとして使用することもできる。
一部の英語レビューではレンズフード固定と記されているが、標準の円筒フードはねじ込み式で取り外すことができる。それを取り外してからブラックレンズと一緒に写っているオプションのフードをねじ込む。このフードはねじ込んだ後にレンズ位置を調整可能で、形状はカラースコパー35mm/50mmと共通のもので、Rollei銘がはいっている。
プラナー同様に、ブラックとシルバーの2色がリリースされた。
あまり特徴の無い鏡筒だが、フィート距離表記のグリーン文字がデザインのアクセントとして美しい。
Made in Germanyとあるため、組み立てはドイツでおこなったと思われる。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 40 | |
最大絞り | 2.8 | |
最小絞り | 22 | |
絞り羽根 | 10 | |
レンズ構成 | 4群5枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.7 | 全域カメラ距離計連動 |
レンズ長(mm) | 30.5 | |
レンズ最大径(mm) | 51 | フォーカスレバーを除く |
フィルター径(mm) | 39 | |
重量(g) | 172 | |
リリース年 | 2002 | 2006年終売 |
<参考文献・リンク>