SIGMA 18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM

シグマ・18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSMのレビューと作例

目次

ギャラリー

  • 写真作例の撮影はSIGMA SD15

レビュー

18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSMはシグマがリリースした、標準ズームレンズ。

レンズ名にDC OS HSMがついており、”DC”記号はAPS-Cサイズセンサー向けレンズ、”OS”はOptical Stabilizerの略で光学式手ぶれ補正搭載、”HSM”は超音波モーター駆動となっている。

写りはごく普通に使えるズームレンズで、大きな不満は無い。場面によっては歪むと思われるが、ソフトウェア的に補正できるため大きな問題にはならないだろう。
SD14、SD15の時代では十分なクオリティだと感じるが、SD15の処分時にレンズも一緒に処分したため、SD1、SD quattroの画素に対応できるかは不明である。

最後に紹介するが、シグマはデジタル向け標準ズームレンズを数多くリリースしている。そのなかで、このレンズを選んだ理由は、シグマSDシリーズは手ぶれにシビアであり、撮影時に光学式手ぶれ補正機構を搭載していることが、その保険になると考えてこのレンズを選んだ。

手ぶれ補正の効き具合だが、シャッター速度が稼げる晴天時にはほとんど恩恵を感じない。夜間や薄暗いときに使うと恩恵があるのかもしれないが、SD15では夜景を撮ることも少なく、光学式手ぶれ補正の恩恵にあずかることはほとんど無かった。他社を含めの標準ズームレンズで光学式手ぶれ補正のついたレンズを使用したが、その恩恵を実感したことはわずかである。

シグマSAマウント版は、カメラ側から絞り値を操作するため絞りリングは無く、ズームリング、フォーカスリング、AF/MFの切り替え、OS切り替えのスイッチがついてる。レンズ位置指標は印刷のみの簡素なものである。

手ぶれ補正のOptical Stabilizer表記だが、鏡筒側の印刷は上面にあるものと、側面にあるものが存在し、これはロットの違いと思われる。レンズ正面に”OS”と表記もある。
また、ソニー・一眼レフα向け(Aマウント)のレンズは「18-50mm F2.8-4.5 DC HSM」となっており、レンズから光学式手ぶれ補正機構が省かれている。
おそらくソニーカメラはボディ側に手ぶれ補正機構(昔はKONICA MINOLTAの名称でAnti Shakeと呼んでいた)を搭載しているため、このレンズがリリースされた時代、ボディ側とレンズ側の手ぶれ補正を協調動作させるなどの制御が難しかったため、ソニーAマウント版は機構が取り外されたと考えられる。

同じ焦点距離のレンズとして、F値が暗い最廉価レンズ「18-50mm F3.5-5.6 DC  *1」、F値がズーム全域でF2.8の高級レンズ「18-50mm F2.8 EX DC *1」が存在している。似たような名称なので中古で見かけたときは、よく確認しないと思っていたレンズと異なる物を手にする可能性があるので注意が必要だ。

仕様

項目18-50mm F3.5-5.6 DC18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM18-50mm F2.8 EX DC
焦点距離(mm)18-50
最大絞りF3.5-5.6F2.8-4.5F2.8
最小絞り22
絞り羽根7
レンズ構成8群8枚12群16枚13群15枚
最短撮影距離(m)0.250.30.28
レンズ長(mm)6088.684.1
レンズ最大径(mm)67.57474.1
フィルター径(mm)5867
重量(g)250395445
フード専用丸形フード
LH630-02
花形フード
LH730-02
リリース年2003.11
2008.8(Nikon用HSM搭載版)
2009.52004.8
対応マウントCANON EF
NIKON-F
SIGMA-SA
PENTAX-K
SONY-A
価格(税別)20,000-31,000-70,000-

参考文献・参考リンク

更新

  • 2025.06.30

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