SUMMILUX-R 1:1.4/50(I) E55
ライカR用大口径標準レンズ、SUMMILUX 50mm F1.4(I型)をデジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
EOS-1DsMKIII / LEICA SL / LEICA Digital Module Rによる実写
<レンズの印象>
所有している個体は1989年製のROM版で、この頃のSUMMILUXのレンズコーティングは琥珀色で美しい。
すでに売ってしまった、M型のSUMMILUX-M最終非球面も同様のコーティング色で美しかった。
しかし、コーティングは完璧ではなく、逆光時にはパープルフリンジが目立つ場合もある。
欠点がありつつも、E60のSUMMILUX-R 50mmと変わらないくらい愛するレンズの一つだ。
SUMMICRON-R50mmと比べると、レンズ枚数が多い分だけレンズ重量が増しており、手に持ったときの塊感がここちよい。最近のプラ主体のレンズでは味わえない物としてのよさがある。
3本持っている50mm標準レンズを持ち出すとき、いつも悩ましいがどちらかのSUMMILUXを選ぶことが多いため、SUMMICRONの出番が少ない。


<レンズの仕様>
ライカR用標準レンズ、I型と呼ばれる本レンズは細かなバリエーションはたくさんあるが、フード後付けの前期タイプとフード組み込みの後期タイプに大別できる。レンズ構成は前期、後期ともに同様である。
フィルターは、前期型ではフード内部にシリーズフィルターを入れるタイプで、後期型は55mm(E55)を前面にねじ込む。
後期型の組み込みフードは長さが短くあまり実用的ではない。
前期タイプは1,2、3カムで製造されROM版は改造したレンズ以外はない。
後期タイプは3カム、Rカム、ROMカムが存在している。
本レンズは後玉の位置がROM端子とほぼ同じ位置であるため、EOS-1Ds MK IIIで使用した際にレンズエラーを起こさなかった。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 50 | |
最大絞り | 1.4 | |
最小絞り | 16 | |
レンズ構成 | 6群7枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.5 | |
レンズ長(mm) | 50.6 | |
レンズ最大径(mm) | 68.5 | |
フィルター径(mm) | 55 | |
重量(g) | 395 |
<参考文献・参考リンク>
- 参考文献:R型ライカのすべて/著者:中村信一/朝日ソノラマ編 Ads by Amazon
- 参考リンク:SUMMILUX-R 50mm F1.4 E55 Leica wiki