SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
35mm大口径ミラーレス向けレンズ
SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Artのレビューと写真作例
- ページに表示される広告をクリックすることによりサイト管理者に報酬が発生する。
広告の詳細はリンク先に記載
目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はLeica SL typ601
レビュー
SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art は、シグマがミラーレスカメラ用にリリースした渾身の35mmレンズ。
絞り開放からにじみの無いキレのある画像を提供してくれる。
難点はその大きさと重さだが、ボディサイズの大きなLEICA SL typ601との相性はとても良く、PanasonicのLUMIX S1、S1R、S1Hなどの大きめのカメラでは機材重量が気にならない撮影者であれば良い相棒になると思う。最短撮影距離は30cmでマクロレンズほどでは無いが被写体に寄れる。
LEICA SLで使用した限り、アートフォーカス(以下、AF)は遅く無く、絞り開放でも外す印象は無い。
絞り開放はシャッタースピードが稼げるためぶれの心配も少ない。
LEICA T、SIGMA fpなどの小型カメラに装着すると、見た目はレンズの押しが強すぎカメラの存在感がほとんど感じられない。
このレンズをAPS-CのLEICA Tで使用することに特別な問題は無く、AFもLEICA SLよりは遅いがきちんと動作する。カメラの構えとしてはレンズを主に支えるかたちで、カメラはシャッターボタンを押すことに専念するとよい。
フードは逆付け可能な花型のバヨネット式で、レンズ自身のコーティングが進化しているので、フードが無くてもそれほど苦労した印象は無い。
定価は20万円ちょっとだが中古では半額の10万円程度で入手でき、コストパフォーマンスは最高だと思う。ライカプライスだといくらになるかは想像したくない。大きく重いことが仇となり、2回購入して2度手放している個人的に定着しないレンズ。
同スペックのレンジファインダーカメラ用レンズ、NOKTON 35mm F1.2 Aspherical IIIと比べると、このレンズがいかに大きいかよくわかる。画面端までレンズ性能を追求するとこうなってしまうのだろう。その周辺部まで必要な撮影者がどの程度いるかは不明であるが、シグマのレンズ性能を追求する姿勢はレンズ開発の方向性の一つとして素晴らしいと思う。
仕様
レンズ名 | SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art | NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III |
焦点距離(mm) | 35 | 35 |
最大絞り | 1.2 | 1.2 |
最小絞り | 16 | 22 |
絞り羽根 | 11 | 12 |
レンズ構成 | 12群17枚 | 7群9枚 |
最短撮影距離(m) | 0.3 | 0.5 |
レンズ長(mm) | 136.2 | 50.5 |
レンズ最大径(mm) | 87.8 | 60.8 |
フィルター径(mm) | 82 | 52 |
重量(g) | 1090 | 332 |
リリース年 | 2019.7.26 | 2020.3.26 |
価格 | ¥190,000 | ¥135,000 |
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.03.12
- 2023.06.17
- 2022.11.12