SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM
シグマ・18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSMのレビューと作例
目次
<ギャラリー>
写真作例はSIGMA SD14で撮影
<レビュー>
18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSMは、シグマのAPS-Cセンサー向け高倍率ズームの二代目。
レンズ名のとおり焦点距離18mm〜200mmをカバーする。
定価は9万円くらいするが現在の中古価格は1万円を切るくらいで激安になっている。SD14の標準レンズとしてちょうど良いと考えて購入した。
高倍率ズームなので、どの焦点距離でもそれなりの歪みはあるが、ふだん使っている画像編集ソフトのAffinity Photo2には専用のレンズプロファイルが有り、歪みはバッチリと補正してくれる。
ズームリングは2段伸縮だが回転に抵抗はなくスムーズ、フォーカスリングはAF/MF切り替え式でAFの時は固定され、MFのときは回すと角度も少なく抵抗もほぼないスカスカの手応えである。
レンズモーターはHSMとなり2011年製とはいえ、1986年製の24mm SUPER WIDE IIのAF速度と比べると段違いの速さでちょっと完動した。25年の進化をみた。
OSは時代的に補正量4段分だが、それなりに機能し、0.5secくらいなら止まった写真を提供してくれるため、とてもありがたい。
同スペックのレンズは、初代が2007年リリース、この二代目が2012年リリース、三代目は2015年にリリースされている。それぞれの代でレンズ設計は異なり、二代目でコンパクトになり、三代目ではよりコンパクトになり最短撮影距離が全域で0.39mに短縮されてレンズの汎用性が増している。
後出しでTamronが同様のスペックのレンズを2015年にリリースしている。重量に効いてくる製品鏡筒を高剛性プラスティック(タムロンはエンジニアリングプラスティックと呼んでいる)にして、製品全体でとても軽量な400gとして定価は36,000円と実勢価格とそれほど乖離無い価格でリリースしている。最短撮影距離は0.5mとマクロレンズ以外は最短撮影距離をあまり追求していない。これはタムロン社の伝統のような気もする。
Affinity Photo2 歪み補正選択リスト
Affinity Photo2の歪み補正結果
補正前
補正後
<仕様>
項目 | 18-200 | 18-200-II | 18-200C | Tamron Model B018 |
焦点距離(mm) | 18-200 | ← | ← | ← |
最大絞り | 3.5-6.3 | ← | ← | ← |
最小絞り | 22 | ← | ← | ← |
絞り羽根 | 7 | ← | ← | ← |
レンズ構成 | 13群18枚 | 14群18 | 13群16枚 | 14群16枚 |
最短撮影距離(m) | 0.45 | ← | 0.39 | 0.5 |
レンズ長(mm) | 79 | 75.3 | 70.7 | 96 |
レンズ最大径(mm) | 100 | 87.7 | 86 | 75 |
フィルター径(mm) | 72 | 62 | 62 | 62 |
重量(g) | 610 | 490 | 430 | 400 |
フード | 花型フード | LH680-01 | LH676-01 | 花型フード |
リリース年 | 2007.6 | 2011.10 | 2014.2 | 2015.8 |
対応マウント | CANON EF NIKON-F SIGMA-SA PENTAX-K SONY-A | ← | ← | CANON EF NIKON-F SONY-A |
価格(税別) | 79,000- | 80,000- | 80,000- (SIGMA Online) | 36,000 |
<参考文献・リンク>
<更新>
- 2023.9.29:初稿
<広告>
いくつかの外部リンクは広告となっており、クリックするとサイト管理者に収入が発生する可能性があります。