きゅん♥️パス 2024・山形の旅

旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥️早割パス

JRの企画券、通称きゅんパスを利用して山形県の立石寺(山寺)、県立博物館、山形美術館山形城址を日帰り旅したレポート

地方平日の公共交通期間はダイヤが厳しい。そして山形は豪雪地帯。日帰りの場合、地元の交通機関がやられて目的地に辿り着けない可能性があるので注意が必要。

きゅんパスの詳細はリンク先を参照のこと

お約束ですが、記載内容は日々変わる部分もあり、最終的な確認は利用者自身でおこなってください。
こちらを参考にしてドツボにはまっても、私は何もしてあげることができません。

目次

旅程

レポート

  • はじめに

本日は十和田に行く予定だったが、2/21日は十和田行きの指定券が取れず、日を2/22に変更したが、朝2番目の十和田行はやぶさの指定席をまごまごしているうちに取りそこね、きゅんパスのキャンセルも考えたが、どうせならどっかに行こうと思い直して、山形と新潟への指定券が取れそうだったので候補となり、あまり行ったことのない山形を選択した。

在住者によると、山形も公共交通機関の移動は厳しいとのことで、現地の移動手段をレンタカーにしようと予約寸前までいったが、これもまごまごしてるうちに、旅行日の天気予報が雪マークになったため、レンタカーはやめて電車と徒歩で訪問できるところに行くことにした。
どうせ日帰り旅なので現地滞在時間はせいぜい6時間である。

  • 出発〜山寺駅着

自宅から7:06東京着、7:12新幹線発車と若干スリリングな時間設定なのに駅で切符が詰まる。
係の人に素早く回収していただき無事出発。本日の山形新幹線つばさ123号は指定席売り切れ満席だった。新幹線は雪の影響があり10:06に山形駅着の予定だったが10分遅れた。

新幹線と接続する10:12発の仙山線は遅れた新幹線を待ってから発車してくれた。
ここで躓くと予定を練り直しなのでとてもありがたい。
仙山線に乗って山寺駅まで移動、20分ほど列車に揺られると、4駅ほどでさらに雪が深くなる。

駅を降りたら、大雪ではないがすでに降った雪で道はビチャビチャ、小雪もちらついている。
なにはともあれ腹ごしらえ、駅から歩いて少しのところにある、そば処 信敬坊で牛丼をいただく。

Yamagata Shinkansen Tsubasa / 山形新幹線つばさ
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  • 立石寺

目的地は、駅からみた下写真の赤丸のところ

入山する前の山下の境内ですら行く道に雪が積もっており、先行き不安である。
登山前に山王日枝神社で御朱印をいただいた。そばに氷おみくじというのがあった。

山の入口まできて、料金所があるわけですが、雪も降ってるし冬季閉山してるなら、登らなくてもいいなと軟派な考えもしていたが、しっかり開山していた。しかし、宝物館は休業していた。
冬にここに来ることは2度はないだろうと、覚悟を決めて300円を払って入山。

最近は旅行者が、小銭を求めてクレジットカードで買い物をして返品して小銭をゲットするという行為が街場の売店で起きているらしく、山の入口にとんでもないレートの両替機を置けば良いのにと思った。むしろアジアの観光国だと観光地のそばにかなりの確率である両替商をやると繁盛しそうだ。

ここから雪山階段を登るわけだが、旅荷物を全部持ってここまで移動してきたので、ライカS +Distagon 55mmがだいたい1.5kg、GR21とC-LUX3のカメラ3台、御朱印帳、水筒、折りたたみ傘、などが入った、リュック一つと肩掛け鞄をさげて雪の階段を行くことになる。

降りてきたときに入口売店を見ると、けっこうな広さだったので、お願いすれば持ち歩く必要の無いものは売店で預かってくれたかもしれない?雪の日は長靴貸し出しサービスをやっているようなので、登山者の利便は考えてくれているような気もする。
また、駅のロッカーに不要物を入れるなど、荷物を減らす手はいくつかあったはずだが、登るときはそこまで気が回らなかった。

2.22の訪問時は、階段を歩いていると日本人と半々かそれ以上が海外の方で、海外からのお客様が多かった。仙山線も海外の方が多く乗っていた。日本人にとってもかなり辺境で交通の便も悪いにもかかわらず、多くの人が訪れていることには驚いた。
海外の方はそれなりの装備できている印象だが、日本の方もそれなりの装備の人がほとんどだが、軽装で登っている人もいて、事故らないように気をつけてくださいと思った。

ひさびさに雪景色を撮ったら、少々古めのカメラでは露出アンダーになるのを撮りはじめは忘れていた。
デジタルカメラのプレビューをみてなんか暗いなと思いながら、露出補整を+にすることを気がつくまでにそれなりの枚数を撮っていた。
昔のカメラは今の最新機種のようにAIが状況判断などしてくれず、撮影対象が白の場合、基準となるグレー18%にあわせて、露出アンダーになってしまうのだ。Rawで撮影していたので程度リカバーはできるけれど、適正露出で撮るのが好ましいのは間違いない。

フィルムのGR21は、撮影状況に比べてシャッタースピードが速い感じはしていたが、デジタルで確認するまではすっかり設定変更を忘れていた。雪山では途中からEV +1で撮っていたが、街場に戻ってからEV+1の露出補正を戻すのを忘れていたので、こちらは露出オーバーで明るい部分の色がすっ飛んでいるかもしれない。どうなっているのか現像結果が楽しみだ。

少しだけ雪避けしてある階段をせっせと登るひたすら登る。山門で全行程の半分くらい。最初に載せた写真にある赤丸の舞台は行程の3/4くらいのところにある。

舞台からの景色は絶景、欄干に誰かのつくった雪だるまがあった。道中にはところどころに御朱印やお祈りどころのイベントがある。1日1回だけ回収する郵便ポストもあった。1週間に1回でないだけ良いんだろうな。

一つ一つクリアーして、大仏殿まで行ったら冬季閉鎖。そのそばにある重要文化財の三重小塔もほとんど見えない。

一番上まで来たので後は下るのみだが、下りは上りより緊張する。滑って転んだら終了である。
写真を撮りつつ移動したので往復に1.5時間ほどかかった。それにしても道中は絶景の連続でなんとも楽しかった。

下まで降りたら、列車の発車まで、30分ほどあったので、徒歩七分でいけるらしい、芭蕉記念館に行こうとしたが、芋煮の鍋のところから見上げると館はループ上の坂道を登った先にあるようで、雪の坂道を再び行く気力はなく撤退。大人しく待合室でダラダラする。山寺駅には雪国ならではのラッセル車が止まっていた。

Risshakuji Temple (Yamadera) in Yamagata Prefecture / 山形県の立石寺(山寺)
きゅん♥️パス 2024・山形の旅
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  • 山形駅帰着

13:11分定刻に山形行き列車は来たので乗って山形駅に戻った。
終点について、ボタン式扉を忘れてボーっと扉前で立っていたら、地元の人が開ボタンを押してくれた。終点とかでかい駅だと車掌が全部開けると思っていたが、仙山線はそうではないらしい。
山形駅周辺は城の周辺に文化施設が軒を連ねるので、車のない旅行者にも優しい。

  • 山形県立博物館
    • 国宝の縄文の女神押し、クロミンククジラ押し、ツキノワグマの剥製がいい。
    • 入館料は300円
    • 館内はフラッシュ禁止など規則ありだが基本的に撮影可能
    • 入口にコンロッカーあり
  • 山形城跡
    • 天守はなく、石垣のみで冬期は通路部分以外は侵入をためらう程度の雪がある。
  • 最上義光歴史館
    • 館内撮影禁止
    • 山形城・御城印はこちらで配布、通常版300円、特別版1000円
  • 山形美術館
    • 館内撮影禁止
    • 吉野石膏コレクションによる、フランス近代絵画が目玉、常設のみの入場券が無いとぼやく方がいるようだが、企画展は只だと思えばぼやかなくてもよい気がする。
    • 来館時は「第58回 山形県写真展」と常設展の入館料が800円
    • 喫茶室「ブーローニュ」 のケーキセットは、ケーキと珈琲 or 紅茶がついて1000円(2024年2月現在)
  • 山形駅発

晩飯を食っていこうかと思ったが、やることもなくなったので、少し早い電車に乗って東京に戻ることにした。帰りは夕暮れ時で良い雲が採取できた。イマソラハンターとしては満足行く旅であった。

Yamagata Prefectural Museum, Jomon Goddess / 山形県立博物館・縄文の女神
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終わり

撮影機材

  • LEICA S Typ007 +CONTAX 645 DISTAGON 55mm
  • LEICA C-LUX3
  • RICOH GR21 +FUJIFILM 100(1-36) +FUJIFILM 200(1-27)
  • P30Pro

費用

  • きゅんパス:10,000円
  • 東京駅まで交通費:1,500円
  • お昼ご飯:910円
  • 立石寺入山料:300円
  • 御朱印その他:2,000円
  • 3時のおやつ:1,000円
  • 山形美術館入館料:800円
  • 山形県立博物館:300円
  • 晩ご飯:1,000円
  • 17,810円

おやくそく

  • 2024.2.22に実行した結果で、今後同様のことができる保証はございません。旅をするときは計画を練るもよし、行き当たりばったりもよいと思うので、旅人自身でご判断ください。

更新

  • 2024.02.23

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