HASSELBLAD XCD 21mm F4
HASSELBLAD XCD 21mm F4のレビューと写真サンプル
目次
ギャラリー
レビュー
XCD 21mm F4はハッセルブラッド Xシリーズで採用されているXマウントレンズ群の中で最も広角なレンズ。価格は新品価格が2019年のリリース時は44万円程度で、他のXCDレンズと同じ1/2000レンズシャッターを搭載している。中判センサー対応の広角レンズとしてはコンパクトで、AFはとても静かでX1Dで使った限りまずまずの精度で合焦する。重量は600gだが体積の割に軽いため重くは感じない。
17mm相当の画角をこの大きさで実現しているのはとても好ましい。
XCDレンズとしては2本目に導入したレンズで、明るさもF4と高ISO感度が実用的なXシリーズには十分な明るさ、Phocusを使うと各種補正もよくされ減光や歪みなどがない広角画像を得ることができる。
HC24mm +XH-Converter0.8(35mm版換算焦点距離は24*0.8*0.8=16mm相当)を手に入れてしまったので、XCD 21mmは売却してしまったが、XCDだけで運用する場合は広角レンジをカバーする必須のレンズだと思う。
同じ中判デジタルセンサーを搭載する、富士フイルムのGFXシリーズは、焦点距離21mmのレンズはズームレンズに含まれており、単焦点レンズは23mmからラインナップされている。
XCD 21mmも実焦点距離は四捨五入すると22mmなので、富士フイルムとほとんど違いはないと言える。
富士フイルムのレンズは所有していないのでなんとも言えないが、スペックだけを比べるとズーム20-35mmが万能すぎる。
23mmのリリースが2017年で、20-35ズームのリリースが2021年なので、2021年以前は23mmしか選択肢がなかったが、20-35ズームリリース以降に23mmを選択するのは、よほどこだわりのある人と思える。
富士フイルムの技術で焦点距離18mm(35mm判換算焦点距離14mm)のレンズがリリースされるとGFXシリーズに興味がわきそうだ。
仕様
項目 | XCD 21mm | GF23mmF4 | GF20-35 |
焦点距離(mm) | 21.8 | 23 | 20-35 |
35mm版換算焦点距離 | 17 | 18 | 16-28 |
最大絞り | 4 | 4 | 4 |
最小絞り | 32 | 32 | 22 |
絞り羽根 | 8 | 9 | 9 |
レンズ構成 | 9群13枚 非球面レンズ2枚 | 12群15枚 非球面レンズ:2枚 スーパーEDレンズ:1枚 EDレンズ:3枚 | 10群14枚 非球面レンズ3枚 ED非球面レンズ1枚 EDレンズ3枚 |
最短撮影距離(m) | 0.35 | 0.38 | 0.35(全域) |
レンズ長(mm) | 101 | 103 | 112.5 |
レンズ最大径(mm) | 83 | 89 | 89 |
フィルター径(mm) | 77 | 82 | 82 |
重量(g) | 600 | 845 | 725 |
発売日 | 2018.05 | 2017.06.22 | 2021.9.29 |
価格(税別) | オープン (参考価格433,000円) | 339,500円 | 367,000円 |
<参考リンク>
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.02.18:改稿
- 2022.06.28:初稿
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