LEICA C-LUX 1

ライカ製コンパクトデジタルカメラ・C-LUX 1(2006)のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

レビュー

C-LUX 1は、ライカが発売したパナソニックOEMのコンパクトデジタルカメラ。元カメラはLUMIX DMC-FX01。元々すこし厚みのあるカメラだが、パナソニックカメラの外観からライカ調の外観デザインへ上手に落とし込んでいるように感じる。

2006年発売なので、すでにオールドコンデジの範疇に入るだろう。

イメージセンサーの画素数は600万画素、少し古いコンパクトデジカメとしての性能は十分で、背面液晶の表示が露出オーバー気味に表示されるためハイライトが飛んでいるように表示されても、PCで見ると適正表示されるので背面液晶表示のクオリティに古い時代を感じる。
ISO100は暗所ではつらく、手ぶれ補正機能のMEGA OISもカメラに搭載しはじめた時期のためか、その効果を明確に感じることは少ない。

レンズは、ライカDC VARIO-ELMARITレンズ、6群7枚(非球面レンズ4枚)、光学式手ブレ補正機構内蔵(Mega-OIS)、f=4.6~16.8mm / F2.8(ワイド端)~F5.6(テレ端)となっている。広角端では撮影距離によるが格子状のものを撮影すると樽型の歪みが目立つ。

35mm版換算では、28mm~102mmの3倍ズームレンズで、広角側28mmは2006年当時は標準的な焦点距離だが、その少し前になると35mmからとなるため、2006年くらいのコンパクトデジタルカメラはスナップ適用とに使いやすくなっている。望遠側の102mmとこのあとの年代になると10倍、20倍、30倍ズームと望遠側のズーム倍率を競うようになるが、筆者的にはこの3倍程度のズーム範囲が使い易いと思っている。

C-LUX1はブラックとシルバーでリリースされ、ブラックはC-LUX3まで変わらない艶のある黒色で、シルバーはマットシルバーで落ち着きがある。このマットシルバーはC-LUX1C-LUX2に採用されている。C-LUX3はブラックとホワイトのカラーバリエーションとなる。

バッテリーはBP-DC4D-LUX 1、D-LUX 2、D-LUX 3、D-LUX 4と同じ型番となっており、C-LUX2、C-LUX3とはことなるので注意が必要だ。

互換バッテリーはパナソニックのDMW-BCC12、リコーのDB-60、DB-65、フジフィルムのNP-70も形状と電圧に互換性があるようだ。シグマのBP-41も互換性があるとの記述を見かけるが、一部爪の位置が違うなどの情報もあり注意が必要だろう。また、互換バッテリーの使用については、使用を推奨する物ではなく、使用する場合は使用者の自己責任での使用をお願いする。

メモリーカードは2GBのSDカードまで対応しており、容量の大きなSDHC、SDXCカードには対応していないので、注意が必要だ。

このカメラは中古で購入し、ずいぶんくたびれたライカの純正箱にはいって送られてきたが、カメラはかなり丁寧に扱われたようで、傷もそれほど目立たない美品であった。

<2023年の通販事情について>
全くの余談であるが、これはアマゾンで購入したのだが、Yahoo Shoppingに同じ製品が様々な業者からamazon価格+数千円で販売されており、ひどい業者はamazonに出品している業者の写真をもろパクリで出品しており、自分がアマゾンで購入したあと、その販売ページがどうなるのかウォッチしていると、amazonに出品されている数千円高い別業者の出品価格+数千円とお約束のように価格もスライドし、ご丁寧に紹介写真はすかさず別業者に差し替えられていた。自分のサイトで売れたときすかさずアマゾンで買わなくてはいけないので、スマホ片手にリマインドが来るのを待っているのだろうか?スクリプトで自動制御をしているのだろうか?その努力は他に向けた方がベターだと思う。

この手の業者は、サイトが定型文で出来ており、発送は3日から10日後となっていて、商品の写真は、公式からパクったものか、業者からパクったものを貼り付けている。引用と言い張るのか、引用が認められない場合は、著作権侵害で訴えられて負ける可能性もあるのによくやると感心する。
日本の法律では、民事裁判で勝っても代金の取り立ては勝者が自分ですることになるので、金を取りには来ないと思ってるのかも知れない。債権は発生しているので、それをやばい筋に売られる(10万の賠償確定なら5万で権利を買う人はいると思う)と、やばい人は絶対にむしりに来るだろうに、危険なことをしていることへの想像力が無いというか、怖いもの知らずというかなんともいえない時代になったものである。
このような仕入れをしないページパクリだけの背取り行為は一過性のブームだと思うが、ヤフーショッピングの出店料無料にかこつけて、儲かる方法として指南している輩がいるんだろうな(実際儲かるのは教材代を受け取る指南者なんだろうけど)と想像する。やってる人は労力を考えたら、とても儲かる商売では無いことに気付いて欲しい。
購入者も購入しようとしている販売サイトが本当に商品を保持しているか、確認してから購入して欲しい。

仕様・比較

項目C-LUX1C-LUX2C-LUX3LEICA CC-LUX
35mm版換算焦点距離28-10228-10225-12528-20024-360
実焦点距離4.6~16.84.6~16.44.4~226~42.88.8~132
開放F値2.8~5.62.8~5.62.8~5.92~5.93.3~6.4 
画素数(万画素)637720101012101010
センサー1/2.51/2.51/2.331/1.71inch
ファインダーなし内蔵EVF
液晶2.53.0
バッテリーBP-DC4BP-DC6BP-DC14BP-DC15
メディアSDSDHCSDXC
外形寸法(mm)
幅 x 高さ x 奥行
95 × 52 × 2695 × 52 × 2296 x 52 x 22102.5 × 62 × 28 110.5× 64.5× 44
重量(g)・(本体のみ)132132126173 300 (本体のみ)
リリース年20062007200820132018
カラーシルバー
ブラック
シルバー
ブラック
ホワイト
ブラック
ダークレッド
ゴールド
ネイビー
ゴールド
OEM元DMC-FX01DMC-FX30DMC-FX37LF1TX2

オプション

  • 革ケース

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.7.25
  • 2024.04.03
  • 2023.03.03:初稿

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