Ms-optics APORIS 2.4/135

APORIS 135mm F2.4(MS-Optics / 宮崎光学)をLeica SL/ HASSELBLAD X2Dで使用した記録

目次

<ギャラリー>
APORIS 135mm F2.4 写真例(LEICA SL / HASSELBLAD X2D使用)

<レンズの印象>
宮崎氏のレンズでは最長の焦点距離となる。細身のレンズ鏡筒は無駄を配した美しさがある。マウントはLEICA Mマウントだが距離計には連動しないミラーレスカメラ向けレンズとしてリリースされた。
距離計連動バージョンも企画されたが、M型ファインダーの精度では解放時にピントが正確に決まらないためにお蔵入りになった。このレンズはTマウント版がリリースされており、こちらはフランジバックの長い一眼レフカメラで使用することを想定している。
ミラーレスカメラのEVFでピント合わせをすることにはまったく問題なく、APOの名を冠するとおり、EVFで見たとき色滲みがたいへん少なく、とてもよい見え方をする。
HASSELBLAD X2Dで使用したところ、44 x33mmのセンサーのうち、横方向で約92%をカバーしており捨てるところは少ない。
ライカMマウントの135mmレンズはアポテリート-M 135mmを除いて取引価格は安い、リリース時10万超えの本レンズはそれほど売れずに市場でよく見かけた。それでも2023年現在は市場で見かけることもなくなり製造本数が少ない本レンズは貴重なものだと考える。

APORIS切り出し例

<レンズの仕様>
MS-Optics(宮崎光学)では初となる、焦点距離135mm、細身の中望遠レンズ。
マウント部はライカMマウント互換だが距離計には連動しない。
レンズタイプは明るさを求めやすいエルノスター型で中望遠レンズでよく採用される型を選択している。本レンズは鏡筒に搭載された収差補正機能が豊富で、バリオペッツ、バリオプラズマのSA(球面収差)補正機構、SONNETAR 50mm / SONNERTAR 73mmのコマ収差補正機構と、宮崎レンズ可変機構を本体にフル装備している。これは鏡筒サイズに余裕がある本レンズだからこそ可能であったと考えられる。

項目備考
焦点距離(mm)135
最大絞り2.4
最小絞り16
レンズ構成4群5枚エルノスター型
最短撮影距離(m)1.0カメラ距離計には連動しない
レンズ長(mm)122
レンズ最大径(mm)60
フィルター径(mm)58逆付け
重量(g)

<参考文献・リンク>

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