奈良と三重アート鑑賞 2023

奈良と三重を廻る1泊2日の旅

目次

はじめに

2023年10月に奈良県で開催されたMIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館大小島真木ONuMoRi》の作品を鑑賞、VISON 多岐・mina perhonen(ミナ ペルホネン)美術館を訪問、三重県に移動して伊勢神宮神宮美術館海の博物館ルーブル彫刻美術館を訪問して私立大室美術館中谷ミチコデコボコの舟》の作品を鑑賞してきた。

移動の詳細はそれぞれの項と移動の補足に記している。

旅程

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 2023

  • MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 2023
  • 会期:2023年9月16日(土) 〜 11月12日(日)
  • 会場:奈良県 吉野町、下市町、下北山村
  • 入場料:無料
  • 主催:奥大和地域誘客促進事業実行委員会

奈良県南部・東部地域に位置する奥大和エリアで、「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」にて、アートユニット・大小島真木が作品を展示するとのことで鑑賞してきた。

作品は湖畔の小屋に展示された映像作品と湖畔の道を抜けて山を登った先にあるインスタレーションの2つ。公式が配布しているマップのインスタレーションの場所を示す道案内がかなりいい加減で、この道を進めば作品に着くのか不安だったが、山道を道なりに進むと作品に出会えた。当日は曇り空だったが作品を鑑賞しているとき少しだけ薄明かりがさしてきて神々しかった。

2020年より4年間開催された「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」は2023年で最後となった。

ONuMoRi・大小島真木
ONuMoRi・大小島真木
ONuMoRi・入口
明神池

酷道425号線走破と山歩きで疲れたので、下北山温泉・きなりの湯でお昼ご飯と温泉を楽しんだ。きなりの湯には、書道家・杉岡華邨の記念館があった。杉岡華邨は奈良市に美術館がある用で、こちらはこぢんまりとした展示。

海老フライ定食
杉岡華邨記念館

横浜からどうやってここまでこようか考えた結果、全部車は却下して、移動できるところまでは電車で移動して、残りをレンタカーにした。

レンタカーの借りやすそうな駅が津駅だったので、電車で津駅まで移動し、車で津から下北村に行くにはE42紀勢自動車道を南下していく。その先、E42紀勢自動車道の尾鷲北ICが分岐点で2つのルートを選択できる。

  • E42をそのまま利用して、熊野大泊ICまで行き国道42,309,169を使うルート
  • E42を尾鷲北ICで降りて、国道425号線を使うルート

移動時間に余裕があって酷道大好きなら425号線ルートもよいが、高速道路と国道を繋ぐルートは距離が長くなるけれど移動の平均時速が速く道も広くいためトータルでは早く移動でき疲労も少ない。
また、天気が悪いときは国道425号を使うのは危険度が増すためお勧めしない。

津から下北村へ
下北村展示・詳細

VISON 多気・mina perhonen(ミナ ペルホネン)美術館

  • 「森」
  • 会期:2023年7月15日 〜 12月上旬
  • 会場:minä perhonen museum / museum shop
    • 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 サンセバスチャン通 り 14
  • 入場料:800円

VISON 多気はショッピングエリアとホテルの複合施設、ミナ ペルホネン美術館があるということで、閉館時間ギリギリに滑り込んできた。

ミナ ペルホネン美術館は、テキスタイルの原画やテーマに沿った製品が展示されている。ショップはアパレルショップだが、普段使いの手ぬぐいなどお安いものもある。

夕方に訪れた、VISON 多気は建物の照明と夕暮れがとても美しかった。

ミナ ペルホネン美術館
VISON 多気

下北村からVISON 多気までは約120kmあり2時間弱程度の時間がかかる。14時に下北村を出て16時にVISON 多気に到着した。駐車場からミナ ペルホネン美術館まで上り坂を歩いて20分くらいかかる。

VISON 多気からホテルエコノ多気は10分程度の距離ですぐに着いた。近所のイオンでお弁当を買った後に、フードコートにSugakiyaがあることに気がついて、こちらにしてもよかったと思った。

ホテルのロビーに、万協フィギュア博物館の看板があり、興味をそそられたが明日はスケジュールがツメツメなので訪問は諦めた。

万協フィギュア博物館の看板
Sugakiya

伊勢神宮

遙か昔、家族旅行で訪れた伊勢神宮を今回は1人で訪問。
朝早く来ないと駐車場が混むとのことで、ホテルを6時半くらいに出て神宮に向かった。ホテルエコノ多気から伊勢神宮までは、高速道路を使って30分程度だ。7時くらいから神宮内を散策した。

以前の訪問はかなり古い記憶で、入口の橋くらいしかおぼえていなくて、新たな気持ちで境内を散策した。

伊勢神宮
伊勢神宮

散策を終えて8時50分くらいに駐車場を出ようとすると、駐車場へ入る車が列になっていた。

伊勢神宮
伊勢神宮

神宮美術館は伊勢神宮から少し離れているので車で移動した。美術館には専用の無料駐車場があった。

神宮美術館

  • 特集展示「令和4年度奉納 神宮式年遷宮奉賛美術品展」
  • 令和5年9月1日(金)~ 令和5年12月26日(火)
  • 神宮美術館
  • 午前9時~午後4時(観覧は午後4時30分まで)
  • 毎週木曜日(祝日の場合はその翌平日)

9時に開場する神宮美術館を訪問、化勲章受章者・文化功労者・日本芸術院会員・
重要無形文化財保持者(人間国宝)の寄贈品を蒐集している。寄贈品なので作家を集中的に集めるような蒐集ではないため、今回の展示も蒐集品からく広く浅く展示されていた。

近所に神宮徴古館せんぐう館などいくつか施設もあるが、今回は時間がなくて訪問しなかった。

伊勢神宮・式年遷宮記念神宮美術館
伊勢神宮・神宮徴古館

10時には伊勢を離れて、鳥羽市にある海の博物館に移動した。
伊勢神宮から海の博物館は1時間弱で着く。伊勢神宮付近の伊勢ICから高速道路に乗り東向きに乗り、高速終点の松下ジャンクションを海方向に走っていく。海沿いの道は1車線で道幅はあるが、海岸線特有のうねった道を走るため、対向車を含め走行には注意が必要だ。途中に鳥羽水族館がありいつか訪問したいと思った。

海の博物館

  • 特別展『三重のさかな 伊勢エビ』
  • 2023年7月15日(土)~11月23日(木・祝)
  • 海の博物館 特別展示室

海の博物館は、なかなか広い施設で全部で5展示室あり、さらに裏の港にも足を運ぶことができる。
今回は1時間ちょっとで辞去したが、おそらく2、3時間は余裕で滞在できる施設だ。

海の博物館
海の博物館

施設内の喫茶店でパンケーキと飲み物をいただいた。

お昼ご飯・松坂牛丼
海の博物館喫茶店

15時前に私立大室美術館に着きたかったので12時過ぎに海の博物館を出発し、途中のパーキングエリアにて、少し遅いお昼ご飯をいただいた。牛丼はお安いため品質そこそこでした。

ルーブル彫刻美術館

14時半くらいに私立大室美術館付近に着いたので、美術館の近くにあるルーブル彫刻美術館を訪問。
こちらは宗教法人、寶珠山 大観音寺の付属施設だ。
建物の建築は黒川紀章氏、館蔵品はルーブル美術館の収蔵品から直接型取りしたレプリカとのことでなかなか迫力がある。美術館と寺施設のセット入場券が売られている。今回は美術館だけ訪問した。

ルーブル彫刻美術館・大観音寺
千手観音・大観音寺

私立大室美術館

  • 私立大室美術館 特別企画 中谷ミチコ「When I get old Ⅶ」
  • 日時:2023年9月18日(月祝) 10時~16時
  • 場所:私立大室美術館 三重県津市白山町川口731
  • 入場料:300円(大角地区の方、70歳以上の方、高校生以下は無料)
  • 開館日:不定期

私立大室美術館は、建築家・大室 佑介氏の私設美術館。

2022年に代官山のアートフロントギャラリーで開催された中谷ミチコ 個展「デコボコの舟 / すくう、すくう、すくう」で展示された、《デコボコの舟 》が、私立大室美術館に移設されているとのことで鑑賞に赴いた。

元犬の首輪の製造工場を改装した展示場の中央に作品は鎮座していた。1年ぶりにみる作品はかわらぬ迫力、四方から入る天然光に照らされた船はおだやかな海を漂っているようで、この場所で作品を鑑賞できたことはとても幸せだ。

《デコボコの舟》 2022
《デコボコの舟》 2022

ギャラリー

ONuMoRi・大小島真木
奈良と三重アート鑑賞
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移動の補足

一泊二日で、奈良県三重県を縦断してきた。

1日目は新幹線で新横浜駅から名古屋駅まで移動、近鉄特急・ひのとりで名古屋駅から津駅まで移動、津駅でレンタカーを借りて下北山村を目指した。

近鉄特急・ひのとり
レンタカー・ヤリス

下北山村、多気の移動については、MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 2023に詳細を記した。

2日目の主な移動の詳細は以下に記した。

私立大室美術館から帰宅は美術館を16時に出発して、30分程度で津駅に戻りレンタカーを返却した。
返却時の総走行距離は150+120+26+30+75+20=421km、山道をガンガン走ったので燃料1リットルあたりの走行距離は23km程度(23km/L)だった。

駅でレンタカーを返却後、17時過ぎの近鉄特急に乗って名古屋駅に戻り、18時過ぎの新幹線に乗って新横浜駅に戻り、今回の旅はこれにて終了。

周辺のアート施設と参考リンク

更新履歴

  • 2025.2.14

撮影機材

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