Last updated on 2026-05-11
F8固定超広角レンズ・FUNLEADER 18mm F8 CAPLENS ライカMマウントをミラーレスカメラのLEICA T typ701(APS-Cサイズセンサー)、HASSELBLAD X2D-100C(中判デジタルセンサー)で使用したレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
写真作例の撮影は以下のカメラを使用した。
- LEICA T typ701
- HASSELBLAD X2D-100C(35mmフィルム判にトリミング)
レビュー
1.概要
FUNLEADER 18mm F8 CAPLENSは、FUNLEADERがライカMマウント用にリリースしたレンズで、焦点距離18mm、F8固定となっている。
主な仕様は以下のとおりで、詳細は仕様・考察に記載した。
- 絞りF8固定
- 最短撮影距離 0.45m
- M型ライカ距離計非連動
- 撮影距離1mにクリックストップあり
2.使用感
FUNLEADER 18mm F8 CAPLENSは、その名前のとおりレンズキャップのように薄くコンパクトなレンズで、カメラの大きさをほとんど変えないため、可搬性はとてもよい。
焦点距離18mmでF8固定なので、クリックストップのある1m付近にしておけば、フィルム撮影であればほぼパンフォーカスと言える写真を撮ることができる。しかし、デジタルカメラは鮮鋭度がフィルムカメラよりも過剰なため、ある程度距離を合わせておかないと写真を見るとボケているので、ミラーレスカメラであれば液晶モニターか電子ビューファインダーできっちりと、目的の被写体を捉える必要がある。
35mmフィルム判で焦点距離18mmのレンズであるが、APS-Cサイズセンサーを搭載した、LEICA T typ701はセンサーサイズが35mmフィルム判より小さいため、焦点距離はセンサーサイズの換算係数1.5をかけた27mm相当となる。
そして、デジタルカメラでは撮影画像の周辺部がマゼンダ色に転倒する、カラーキャストが問題になるカメラもある。使用したカメラのLEICA T typ701とSONY α NEX-C3はセンサーサイズが35mmフィルムよりも小さいにもかかわらず、周辺部でマゼンダ色への転倒がみられる。これはモノクローム撮影であれば問題にならないが、カラー撮影をメインに考えている場合は、所有しているカメラとレンズの相性を確認する必要がある。
過去の経験からすると、35mmフルフレーム(フルサイズ)センサーを搭載したM型ライカデジタルカメラのLEICA M9、LEICA M typ240、LEICA M10などのカメラは周辺部でカラーキャストの発生する可能性が高い。
下はカラーキャストの写真作例
所有しているカメラで周辺部にカラーキャストが発生しないのはHASSELBLAD X2D-100Cで、35mmフルフレームセンサーよりも大きな中判デジタルセンサーを積んでいるにもかかわらず、周辺部の色転倒は見られない。
しかし、下の作例はもっとも外側が中判デジタルセンサーの撮影結果であり、撮影結果をみると周辺減光が顕著であるため中判デジタルセンサーの44mm x 33mmの範囲をカバーできていないことがわかる。これはメーカーの想定する撮影範囲を超えた使用方法であるため当然の結果といえる。
HASSELBLAD X2D-100Cの搭載する中判デジタルセンサーでの撮影焦点距離はセンサーの換算倍率0.8をかけた14.4mm相当となるが、上述のようにその焦点距離を実用的に使うことはできない。
このレンズのメーカーが対応すると謳っている35mmフィルム判の撮影範囲は、以下作例の内側赤枠線内側の範囲で、その結果からも周辺部分に減光の黒が見られるため、空を撮る場合は35mmフルフレームセンサー搭載カメラでも周辺減光が目立つ結果となる。

そして、よりセンサーサイズの小さなAPS-Cサイズセンサーを搭載したカメラにおいても、空を写すと周辺減光が見られるため、撮影結果に周辺部まで均一な光量がほしい撮影には向いていないレンズと言える。
また、このような安い超広角レンズにありがちな現象になるが、作例3枚目にあるように逆光の描写はフレアとゴーストが発生する。このような意図しない光の写り込みは順光であれば問題ないため、レンズへの光の入り方には気をつかう必要がある。
描写については、格子状の撮影対象において歪みが目立つことがあるため、まっすぐな線を描きたいときは撮影結果に満足できない可能性がある。これはレンズ設計に由来していると考えられ、ゆがみ方も独特なので補正するのも少々面倒かもしれない。
実際には使用していないが、モノクロームフィルム、ISO400ネガフィルムで使用するには十分な性能を有していると推測している。いずれかの機会にフィルムカメラでの描写を確認する予定だ。
3.まとめ
FUNLEADER 18mm F8 CAPLENSは低価格で超広角を楽しめるレンズだ。
しかし、以下に示す3つの難点があるため、自身の撮影目的にたいして支障がないか検討する必要がある。
- 周辺減光が大きい
- 一部のカメラで周辺部にカラーキャストがみられる
- 格子状の撮影対象で直線部に歪みがみられる
仕様・考察など
FUNLEADER 18mmに似た仕様のレンズとして以下のレンズを所有している。これらのレンズは超広角レンズというジャンルは同じだが、そのレンズ構成はずいぶん異なっている。FUNLEADERはMS-OPTICS PERAR 17mmと同じレトロフォーカス型になると考える。
- CONTAX G HOLOGON16mm F8・ホロゴンタイプ
- MS-OPTICS PERAR 17mm F4.5・レトロフォーカスタイプ
- MS-OPTICS HIPOLION 19mm (F8-16)・ハイパーゴン
これは、超広角レンズは明るさをもとめなければ、非常にコンパクトな鏡筒を使って、さまざまなレンズ設計手法で実現できることを示している。
レンジファインダーカメラ用レンズにおいても、超広角レンズはF2.8程度の明るさをもとめると、レンズ鏡筒が大型化するため、持ち運びの容易さを重視するとこのような選択肢が存在することはとてもよいことだ。
下のレンズ構成図は、左: HOLOGON16mm F8、中:MS-OPTICS PERAR 17mm 、右:FUNLEADER 18mmとなっている。スライドしてレンズ構成の比較が可能だ。
図は、各社公式データをトレースして引用している。
| 項目 | HOLOGON | PERAR 17mm | FUNLEADER | HIPOLION |
| 焦点距離(mm) | 16.5 | 17 | 18 | 19 |
| 最大絞り | 8(固定) | 4.5 | 8(固定) | 4 |
| 最小絞り | 16(フィルター装着) | 22 | – | 16 |
| 絞り羽根 | – | 10 | – | 10 |
| レンズ構成 | 3群5枚 | 4群4枚 | 5群6枚 | 2群2枚 |
| 最短撮影距離(m) | 0.3 | 0.3 | 0.45 | 0.5 |
| レンズ長(mm) | 11 | 10.2 | 8.5 | 2.6 |
| レンズ最大径(mm) | 57 | 50 | 51 | 50 |
| フィルター径(mm) | – 専用NDフィルタあり | – | – | 34 |
| 重量(g) | 120 | 60 | 40 | 27 |
| フード | – | 専用・ネジ込み式 | – | – |
| マウント | CONTAX-G | ライカM | ライカM | ライカM |
| 製造年 | 1994年 | 2017 | 2021 | 2020 |
| 定価(¥/税別) | ¥280,000 | ¥65,000 | ¥30,000 | ¥60,000 |
参考情報
- FUNLEADER18mm・Official page
- HOLOGON 16mm ・Shige’s hobby
- MS-PERAR 17mm ・Shige’s hobby
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更新履歴
- 2026.3.20


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