淺井裕介・制作ボランティア(6)

2024.9.16「マスキングプラント、泥絵」

目次

2024.9.16の活動記録

ボランティア参加6日目、活動自体はすでに2週間ほど経っている。

本日の作業は1.と2.で、3.はおまけ、4.は作業開始前の準備について記した。

  1. マステ
  2. 泥絵
  3. 淺井さん制作、アトリエで見つけたもの
  4. 作業開始前の準備について

1.マスキングプラント

一時保管場所にマスキングプラントがだいぶたまってきた。大判のマスキングプラントもできあがってきている。展示が公開されると、これらはさまざまな場所で見ることができる。

2.泥絵

広大なキャンパスに色がのってきた。彩色済みの表面をチェックする淺井さん。粒子が粗めの泥絵具は剥がれやすいものもあるため、制作途中でも表面コーティングを実施することもある。とくに面積の大きなブロックなどの模様は剥がれやすい。

ボランティアとスタッフは淺井さんが書き込んだパターンを探して、指定の色を塗っていく。指示がわかりづらい場合や、失敗したときはまずはスタッフに相談する。最終的に淺井さんの判断を仰ぐ場合もあるが、淺井さんは他作品の制作もあるため、極力手を煩わせないようにする。現場にいるとよくわかるけれど、他作品に集中しているときの淺井さんにはとても声はかけられない。

昨日の泥絵と絵具を攪拌するボランティア
ブロックの状態をチェック
新しいパターンの書き込み
指示に従い色を塗る

3.淺井さん制作、アトリエで見つけたもの

壁画作成中
鹿革絵作成中

4.作業開始前の準備について

アトリエ作業では現場に着いたら制作前に環境整備をはじめる。今回の現場における準備について記した。以下は今回の現場で行われていたことで、現場によってやることは変わってくるはずだ。

  • 床の掃除
  • 絵具の準備
  • 水の準備
  • 道具の片付け

・床の掃除

  • アトリエ全体の床をホウキで掃き掃除をする。
  • 制作が進んできた泥絵作品上にもゴミが落ちているので掃き掃除をするが、ホウキの当たりが強いとせっかく作った作品を傷めるので、小さめのホウキで主なゴミを取り除く、ゴミが多いときは掃除機で吸い取っていくが、吸い込み対象が土の粉なので、掃除機のフィルターの目詰まりが早く、掃除機の掃除をすることも多かった。

・絵具の準備

  • 夜のうちに絵具が乾燥しているので、霧吹きを拭いて絵具を攪拌、減った塗料は追加作成する。
  • この頃になると徐々に腐った塗料が出始める。淺井さん曰くコロナ禍でマスクをして塗料を扱っていたときは、塗料が腐るのが遅かったとのことで、攪拌中に会話などで飛んだつばなどが、腐敗を加速させているの可能性があるらしい。また、砕いた土の中に木の根っこなどの有機物が多い方が腐りやすくなる。これは土の砕きの段階でゴミをきちんと取り除いているか、土自身の有機物がどの程度あるかによってくる。

・水の準備

  • 制作に必要な水をタンクに補充する。
  • 昨日の筆を洗った汚れた水は、半日経つと重たい粉と水が分離しているので、水は流して粉はゴミにする。

・道具の片付け

  • 前日使ってそのままになっている、筆、かくはん棒、カッター、マジック、マスキングテープなど制作道具が所定の場所以外にあるときは所定の場所に戻す。
  • これをきちんとやらないと必要な物が必要なときに手に入らなくなる。

活動リンク

展覧会概要

川崎市市制100周年・開館25周年記念 「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展

会期:2024年10月12日(土)~2025年1月13日(日)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(10月14日、10月21日、10月28日、11月4日、11月11日、1月13日を除く)、10月16日(水)、12月29日(日)~1月3日(金)
観覧料:一般1,000(800)円、高・大学生・65歳以上800(640)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主催:川崎市岡本太郎美術館

更新履歴

  • 2024.10.16:ページ作成

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