淺井裕介・制作ボランティア(7)

2024.9.18「過去作品整理、泥絵」

川崎市岡本太郎美術館・淺井裕介ボランティア・2024.9.18

目次

2024.9.18の活動記録

ボランティア参加7日目、今日も準備から、準備については2024.6.16に詳細を載せている。

以下は朝のレクチャーと、立体作品が入っていた箱

本日の作業は以下2点、3つめはおまけ。

  1. 過去作品整理
  2. 泥絵
  3. 淺井さん制作、アトリエで見つけたもの

1.過去作品整理

2023年に山梨県立美術館「ミレーと4人の現代作家たち」で美術館館床に展開された《命の寝床》が運び込まれた。梱包された作品を展示室に並べ、今回展示するパネルを淺井さんが選んだ。1辺2mを超えるパネルは出し入れだけで一苦労だった。

もう一つ、2024年8月25日まで金津創作の森美術館で開催された「星屑の子供たち」で制作された泥絵《星、飛ビ散ル》が運び込まれ、金津と同様に床に並べられた。この作品は今回の展示では壁画として展示される。

《命の寝床》
《命の寝床》
《星、飛ビ散ル》

2.泥絵

泥絵は細部の塗りに入ってきたので、塗りに統一性を持たせるために、塗るときに気をつけることについてレクチャーがあった。

次のようなことを意識するように伝えられた。キャラクターやブロックの角が丸まらないように意識する、ブロックの隙間を一定間隔に保つように意識する、茎などのラインは太さが一定になるように意識する etc.、作品を構成する上でポイントとなる部分について説明があった。

扱っているのが、泥の絵具なのでまっすぐの線を引いたり、隙間の間隔を維持するのは難しいことがあり、塗っているとどうしても絵具がはみ出すなどミスをすることはある。そのときはスタッフや経験の多いボランティアに相談するとどうするべきかアドバイスをいただける。無理に消そうとすると作品の他の箇所を痛めることもあるので勝手な判断は禁物だ。

また、上手な人がやっている塗りを観察して、どうすれば、それに近づけるか、よく見て学ぶことも重要だと伝えられた。現場は慌ただしいので、ひとりひとりにやり方を伝授する暇はないので、作業者自身が見て盗むという職人的世界がある。

ボランティアを含む副数人で制作された作品は、作品にさまざまな痕跡が確認できるので、じっくり見て欲しい。

泥絵についてのレクチャー
絵具カップ
指示に応じて塗り分けていく
キャラクターを塗る淺井さん

3.淺井さん制作、アトリエで見つけたもの

鹿・青
鹿・赤
マスキングプラントと足
壁画

活動リンク

展覧会概要

川崎市市制100周年・開館25周年記念 「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展

会期:2024年10月12日(土)~2025年1月13日(日)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(10月14日、10月21日、10月28日、11月4日、11月11日、1月13日を除く)、10月16日(水)、12月29日(日)~1月3日(金)
観覧料:一般1,000(800)円、高・大学生・65歳以上800(640)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主催:川崎市岡本太郎美術館

更新履歴

  • 2024.10.16:ページ作成

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