CONTAREX BIOGON 21mm F4.5
コンタレックス用広角レンズ、ビオゴン 21mm F4.5をデジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
LEICA M9 / EPSON R-D1
<レンズの印象>
M/Lレンズグルメの最後の方に使用したレンズ。
本来はコンタレックス用のレンズだが、ライカMの距離計非連動マウントアダプターが付属した状態で売られていた。
フィルムカメラで使う場合は問題ないが、M9の35mmフルサイズCCDセンサーで使用した場合、周辺減光をおこし、太陽光線の状態によっては周辺にカラーキャストが発生する。
フィルムカメラ、モノクローム撮影では上記問題はない。
レンズ単体では0.9m程度にしか寄れないため撮影の応用性が低いが、ソニー系のミラーレスカメラであれば補助ヘリコイドでより近接が可能なので、その欠点も解消されている。
測光センサーの邪魔になりそうだったことと、カメラ内部に突起物が侵入するのが気分的に良くないのでレンズ後端のガードは外して使用していた。レンズガードはネジ止めなのでネジを緩めれば外れる。外でレンズを外さない、保管時はリアキャップを装着することを徹底できればこのガードはなくても問題はないと思う。
他のレンズでは、CONTAX-G BIOGON21mm、RUSSAR 20mmでも発生する対称型の光学系の広角レンズでは一般的な現象だ。
ギャラリーは絞り開放ばかりだが、中央部分のキレは古いレンズとは思えないほどに解像している。
「氷」のようなと言われた表現はあたっていると思う。


<レンズの仕様>
1958年にリリースされたコンタレックス用広角レンズ。
対称型の光学系を採用しているため、後玉がフィルム面に近くなる。
バヨネット式の21mm~35mm 兼用メタルフードがある。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 21 | |
最大絞り | 4.5 | |
最小絞り | 22 | |
レンズ構成 | 8群11枚 | |
最短撮影距離(m) | 3feet | 91cm |
レンズ長(mm) | 35 | Mマウント面からの距離 |
レンズ最大径(mm) | 55 | |
フィルター径(mm) | 49 | B56 |
重量(g) | – |
<参考文献・参考リンク>