ELMARIT-M 2.8/28 3rd
LEICA Mマウント、ELMARIT-M 28mm F2.8(三代目)をフィルム / デジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
LEICA ELMARIT-M 28mm F2.8(三代目)の写真例
<レンズの印象>
三代目ELMARIT-Mはほぼ50年前にリリースされたレンズだが、こちらも描写には全く問題はなかった。
多く生産されたためか、初代、2代目ほどの人気はなく価格も総じて安めである。
現代的レンズの4代目、5代目と比較すると、それよりは緩い描写がはまるシーンでは魅力的な描写をする。
初代、2代目ほど癖はなく中庸な描写をすると感じる。
タイ・バンコクの町並みをこのレンズを持って撮り歩いたのはとても良い経験であった。
くびれのある初期型の鏡筒でフォーカスリングの突起が爪上の物は、ドイツの通販店舗では、「タイガークロー バージョン」と名前が付けられていた。
タイガークローは同年代のSUMMICRON-M 50mm(第2世代)、SUMMICRON-M 35mm(7枚玉)にも同様の突起のある鏡筒が存在する。
タイガークロー版は他の3代目28mmレンズよりプレミア価格になっている場合もあるが、2022年現在、比較的中古市場で見かけるレンズでありそれほど珍しい物ではない。くびれのない鏡筒と変わらない値段で売られていることもあるため、プレミア価格の商売につきあうのは余り良いことではないと思う。



<レンズの仕様>
LEICA M型用広角レンズ。
3代目は初期のくびれのある鏡筒とストレートな鏡筒の2種類があるが、レンズ構成はどちらも同じである。
1979年から1993年までの14年間に約17000本製造された。
レンズフードは12536で本レンズ専用である。
レンズマウント部がネジ止めなので、ライカ社のレンズ認識6bitコードの追加改造に対応している。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 28 | |
最大絞り | 2.8 | |
最小絞り | 22 | |
レンズ構成 | 6群8枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.7 | 全域カメラ距離計連動 |
レンズ長(mm) | 48 | マウント面からの距離 |
レンズ最大径(mm) | 52.5 | |
フィルター径(mm) | 49 | |
重量(g) | − |
<参考文献・リンク>
- LEICA WikiによるELMARIT-M 2.8/28(3代目)・説明ページ
- 初代ELMARIT-M 2.8/28紹介ページ(Shige’s hobby内リンク)
- 2代目ELMARIT-M 2.8/28紹介ページ(Shige’s hobby内リンク)
- 5代目・非球面ELMARIT-M 2.8/28紹介ページ(Shige’s hobby内リンク)
- SUMMICRON-M 2/28 ASPH.紹介ページ(Shige’s hobby内リンク)