LEICA ELMARIT R 35-III (3rd)

3代目・コンパクト35mm

LEICA R ELMARIT 35mmのレビューと写真作例

目次

ギャラリー

  • 写真作例の撮影はLEICA SL typ601

レビュー

3代目エルマリートは1978年にリリ−スされた、Rマウント・焦点距離35mmの広角レンズ。

3代目も歴代エルマリート同様に堅実で破綻ない写りをする。描写的には2代目 ズミクロン R 35mmとそれほど大きな描写の違いは無く、二つを持ち出した結果を見ても明確な差は感じられない。エルマリートは絞り開放F値がF=2.8とズミクロンより半段暗いがデジタルで使用する場合はほとんど違いは無いだろう。

レンズの意匠は2代目ズミクロン R 35mmに近いようにも見えるが、2代目ズミクロンR 50mmとほぼ同じ鏡筒となっており、前玉が小さくコンパクトに仕上がっている。軽量のミラーレスカメラに付ける場合は、3代目エルマリート R 35mmは価格も安いので、ライカ一眼レフレンズの入門としてはお勧めできるレンズだ。

レンズ構成は二代目と同じ6群7枚で重量は2代目から軽量化され初代と同じ300gとなっている。マウント形状は3カム、Rカム、ROM付きの3種類がレンズが存在している。

二代目 エルマリート R 35mmはLeica Wikiには5群7枚と記述があるが、RLFCかるばどすほふLENS-DB.comの記述から6群7枚が正しいと考える。

仕様・比較

レンズ名ELMARIT-R 35-IELMARIT-R 35-IIELMARIT-R 35-III
焦点距離(mm)35
最大絞り2.8
最小絞り22
絞り羽根枚数6
レンズ構成5群7枚6群7枚6群7枚
最短撮影距離(m)0.3
レンズ長(mm)404041.6
レンズ最大径(mm)636366
フィルター径(mm)43.5
シリーズ6
48
シリーズ7
55
重量(g)310410305
レンズフード12564
円筒・鉄爪・逆付け可能
SUMMICRON-R 50mmと共用
レンズキャップは14163
12509
角形・ピン固定
ELMARIT-R 28mmと共用
組み込み
製造本数*131,950(1971まで)8,250(1977まで)15,000(1992まで)
リリース年19631972-1978-
*1:数字はライカWikiより転載

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.7.28
  • 2023.12.10:初稿

広告

広告

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントする

Shige's hobby