ELMARIT R 35mm(III 3rd)

ライカ製Rマウントの広角レンズ、3代目エルマリート 35mmのレビューと写真作例

目次

<ギャラリー / LEICA SL>

<レビュー>
3代目エルマリートは2代目ズミクロンR 50mmとほぼ同じ鏡筒で、2代目ズミクロンR 35mmと比べると全長が短く、前玉が小さいためコンパクトに仕上がっている。軽量のミラーレスカメラに付ける場合などは、こちらの方がバランスがよいと感じる。
3代目も歴代エルマリート同様に堅実で破綻ない写りをする。
描写的には後期ズミクロン 35mmとそれほど大きな描写の違いは無く、二つを持ち出した結果を見ても明確な差は感じられない。
ライカは明るさが半段違う似たようなレンズを標準域では多くリリースしているが、鏡筒の使い回しによるコストダウンをおこない、ライカブランドで安価を求めるユーザーニーズへ訴求している。
35mm、90mmのエマリートと50mmのズミクロンはより明るい同焦点距離のレンズと明確な価格差がついており、とくに中古市場での価格差は顕著であるため、差別化としては成功していると思う。


画像はLEICA WIKIよりリンク

<仕様>

レンズ名ELMARIT-R 35-IELMARIT-R 35-IIELMARIT-R 35-III
焦点距離(mm)35
最大絞り2.8
最小絞り22
絞り羽根枚数6
レンズ構成6群7枚5群7枚6群7枚
最短撮影距離(m)0.3
レンズ長(mm)4041.6
レンズ最大径(mm)6366
フィルター径(mm)43.5
シリーズ6
48
シリーズ7
55
重量(g)310410305
レンズフード12564
円筒・鉄爪・逆付け可能
SUMMICRON-R 50mmと共用
12509
角形・ピン固定
ELMARIT-R 28mmと共用
組み込み
製造本数*131,950(1971まで)8,250(1977まで)15,000(1992まで)
リリース年19631972-1978-
*1:数字はライカWikiより転載

<参考文献・リンク>

<更新>

  • 2023.12.10:初稿

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