スコータイへ行きタイ・2012(1日目)

2012年にタイのバンコクからスコータイを旅した記録、全部で4つのページに分かれている。

目次

1日目:バンコクからピッサヌロークへ

朝6時くらいに起きて、宿泊先ホテルからタクシーに乗ってバンコクに向かう。タクシー運転手さんが「どこに行くの?」と聞いてきたので、「スコータイ」と答えると、「Wow,Very far away」と驚かれた。

タクシーの運転手さんは高速道路を120km/hくらいでぶっ飛ばして、9時前にタイ国鉄SRTのバンコクにおける主要駅ファランポーンに到着した。

2012年当時はバンコクの鉄道路線はファランポーン(Bangkok / Hua Lamphong)駅から発車していた。
2025年になるとクルンテープ・アピワット(Krung Thep Aphiwat)駅ができたため、長距離列車はクルンテープ・アピワット(Krung Thep Aphiwat)駅、近距離列車はファランポーン(Bangkok / Hua Lamphong)駅を利用しているようだ。

降り際に運転手さんが「チケットは持っているか?、気をつけてよい旅を」と送りだしてくれた。

電車の出発時間は11時前なので、時間に余裕があるので、駅構内の確認をしてから市内を散歩する。

Wat Trai Mit Witthayaram WorawihanCat・猫

ファランポーン駅の近くにある大きなワット「Wat Trai Mit Witthayaram Worawihan」に行く。
寺院の中には黄金仏が祭られており多くの観光客で賑わっていた。
それよりも気になったのは、境内にいた猫。毛艶もよくてこちらで飼われていると思われる。

定刻の少し前10時半に駅に戻ったが、乗車するSpecial Express Diesel Railcar(ディーゼル特急)
はきていないようだ。タイ語でアナウンスしているのかもしれないが詳細はよくわからない。
切符売り場は人混みがすごく、事情を誰に聞くのかもよくわからないので、海外の列車だし遅延などよくあることだろうと考えて、駅舎の中を散歩しながら列車の到着を待つ。

列車は約1時間遅れで駅に到着し、待ちくたびれた乗客を乗せて出発した。当時はタイ国鉄のサイトからクレジットカードで予約をして、予約結果を印刷した紙が切符代わりになり、それを見せると乗車できた。2025年になるとスマホで切符を確認するようになっているみたいだ。

JRのように専用の券を発券する必要がないのは、とても楽だと思った。

Special Express Diesel Railcar(ディーゼル特急)は、気動車型の特急列車で全車エアコン付きの2等座席車、乗車すると軽食をいただける。この軽食はほんとうに軽食なので、長時間乗るなら自分で何か買っておいた方がいい。

ファランポーン(Bangkok / Hua Lamphong)駅ファランポーン(Bangkok / Hua Lamphong)駅

乗車したSpecial Express Diesel Railcar(ディーゼル特急)は約5時間かけて、スコータイの中継駅となる・ピッサヌローク駅へいく、列車は最終的にはチェンマイまで行く。

列車の旅は車窓の景色の変化が楽しく、長距離列車は時間の変化も加わるためより楽しい。途中どうしても眠くなることがあるが、けっこうがんばって車窓の景色を写真に収めた。

遺跡で有名なアユタヤ駅についたら多くの人が降りていった。元々人が少ないSpecial Express Diesel Railcar(ディーゼル特急)の車内はかなり寂しくなった。

このときアユタヤにもいつか来ると思い、数年後に来訪したが、バンコクからアユタヤは80km程度でバスやタクシーなら1時間程度でつく距離だ。しかし、電車だと特急を利用しても2時間程度かかるため、電車で移動すると距離の割に時間がかかる。

アユタヤを越えて1時間くらいすると車窓から遺跡が見えてきた。後で調べると、猿で有名なロッブリーという街を通過したようだ。ロッブリーもいつか行きたいと思ったけれど実現していない。

ロッブリーを抜けると、あとは田園風景が延々と続く。だいぶ飽きてきたが、駅など人工物を通過すると、それなりに見入ってしまう。

AYUTTHAYA Station・アユタヤ駅Lopburi ruins・ロッブリー遺跡

駅舎の看板が英語はChen maiとBangkokという大雑把な表記だけで、隣駅などの表示はタイ語のみになって場所の把握が難しくなってきた。

2012年当時は日本のスマホはSIMロックという仕組みのおかげで、海外のSIMを利用してお手軽に使うようなわけもいかず、紙の地図と時刻表が頼りだったのだ。紙の地図は英語表記なので、タイ語で書かれた地名との一致は難しく、なんとなく目的地に向かっていることだけ把握して、降りる駅を間違えないようにアナウンスに気を配っていた。

夕陽を見ていると、何もないところで列車が停車した。まさかの故障?とおもったがこちらからは何もできないので動き出すのを待っていたら、1時間ほどして動き出した。これで合計2時間遅れていることになる。

本来なら夕陽が落ちる前に、ピッサヌローク駅について、周辺のワットでも見物する予定だったが予定が狂った。

Before imageAfter image

降りる駅が心配になってきたので同乗している、鉄道警備員にピッサヌローク駅がきたら教えてくれと頼んだが、ピッサヌローク駅に着いたとき、警備員はすっかり忘れていたようで、声はかけてくれなかった。 自分で気がつかないとチェンマイ方面へいく迷い人になるところだった。

ピッサヌローク駅には2時間遅れの18時くらいに到着し、合計7時間以上電車に揺られていた。
それにしても列車内はやけに冷房が効いており寒かった。旅をした時期のタイ野外は汗をかくほどではないが半袖十分な気温で上着を持ってこなかったので、7時間の乗車中寒い思いをした。駅での停車したとき降車口にいくと外気にあたることができてほっとした。

今回利用したタイの北本線は途中に分岐がなく目的地まで一本道なので、寝過ごして降り損ねる失敗さえしなければ、目的地に着くのは比較的容易だ。

駅から予約したホテル、グランドリバーサイド( The Grand Riverside Hotel )までは、下図にあるように駅を出て道をまっすぐ歩いて、大きな橋を渡ると15分ほどでつく。

交友手段との料金交渉が面倒で歩いて行ったのだが、交渉をする気があれば、駅前にいるサムロー、モーサイ、トゥクトゥクを使うと楽ができる。

ホテルは当時、旅行代理店に勤めていた知り合いにピッサヌロークのホテルって予約できる?と聞いてみたら、「海外の地方の宿泊は代理店もネット見て予約代行して手数料取るだけなので、自分でネットで探して予約した方がいいよ。」と言われた。たしかに、旅行代理店とはいえすべての地方にツテがあるわけはないよなと納得した。

そこで、駅からなるべく近くでホテルの公式サイトがあって、そこから予約できる宿ということで、グランドリバーサイド( The Grand Riverside Hotel )を選んだ。

当時も料金がダイナミックに変わるホテル予約専用のサイトはあったけれど、間に業者を挟むことによって予約漏れがあった場合の手続きなどが面倒そうなので、その類いのサイトは使わなかった。

ピッサヌローク駅前・Phitsanulok StationAfter image

ホテルに着いたら空腹に気がついたのでホテルに併設されたレストランで食事にした。
辛みの効いたチャーハンを注文しておなかを満たすことができた。
このあたりまで来ると英語の通じが怪しくなってきてタイ語が主流になる。タイ語の指さし会話帳という本を片手にやりとりをしていく。

タイは、少し滞在していると、挨拶「サワッディーカップ」と、ありがとう「コープンカップ」は自然に出てくるようになる。

川沿いに建つホテルは眺めがよく、対岸ではナイトバザーをやっているようだった。
さすがに疲れたので、足を運ぶのはやめて、早めに就寝して明日に備える。

Dinner・晩飯After image

参考リンク

更新履歴

  • 2025.3.12

撮影機材

  • LEICA M9、RICOH GXR+A12 M-mount
  • ELMARIT M 28mm 3rd、SUMMICRON M 35/2ASPH.、Super Wide-Heliar15 / 4.5
  • GR1

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