Voigtlander Color Skopar VM 25mm F4P
距離計連動の2代目25mm
フォクトレンダー・カラースコパー 25mm F4Pのレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はLEICA M8
レビュー
1.概要
カラースコパー25mm F4P1は、コシナ・フォクトレンダー2のVMマウントの広角レンズ。
前モデルのスナップ・ショット・スコパーは、ライカM型レンジファインダーの距離計に連動しない目測レンズだったが、本レンズはレンズ名がカラースコパーに変わり距離計に連動するになった。
鏡筒デザインは先代のシンプルだけれど円すいを用いたデザインから、単純に円筒を積み重ねたデザインにかわった。フォーカスレバーと絞り変更レバーは、ノクトン40mm3、ノクトン35mm4とデザインテイストをあわせた。
レンズ構成は前モデルの5群7枚をそのまま引き継いでいる。
最短撮影距離は0.5mで、ライカM型レンジファインダーカメラ5の距離計連動範囲は0.7mまでとなっている。
フィルターは39mmフィルターをねじ込む。レンズフードは以前のレンズと共通でLH-16が使用できる。
2024年現在、製造は終了しており、後継レンズも発売されていない。
2.使用感
レンズ構成が同じであるため、写りはスナップショットスコパー 25mmと変わりは無い。
スナップショットスコパーからの変更点として、最短撮影距離が0.5mに短縮された。
このため、ミラーレスカメラでEVFを使う場合、スナップショットスコパーの0.7mより0.2m近づいた撮影が可能となる。
レンズ鏡筒のフォーカスリングにある指掛かりが大型化されたため、レンズのフォーカス操作はしやすくなっている。
3.付加情報
ライカMマウントの焦点距離25mmのレンズはカール・ツァイスが採用している。それに近い焦点距離24mmはライカとMs-opticsが採用している。
25mmのレンズは以下の3本で、フォクトレンダーレンズの特長は、カール・ツァイスに比べると鏡筒をコンパクトにまとめていることだ。
仕様
項目 | COLOR SKOPAR | Snap Shot Skopar | BIOGON |
焦点距離(mm) | 25 | ← | ← |
最大絞り | 4 | ← | 2.8 |
最小絞り | 22 | ← | ← |
絞り羽根 | 10 | ← | ← |
レンズ構成 | 5群7枚 | ← | 7群9枚 |
最短撮影距離(m) | 0.5 | 0.7(距離計非連動) | 0.5 |
レンズ長(mm) | 30.3 (25.4フード無し) | 29.5(L39) | 46.6 |
レンズ最大径(mm) | 55 | 49.5 | 53 |
フィルター径(mm) | 39 | 39 | 46 |
フード | LH-1 | ← | Carl Zeiss レンズシェード 21mm/25mm7 Carl Zeiss レンズシェード 25mm/28mm |
重量(g) | 144 | ← | 260 |
マウント | VM | VL | ZM |
リリース年 | 2007.4 | 1999.28 | 2005 |
価格(定価・税別) | 50,000(VM) | 45,000(銀色)/45,000(黒色) | 110,000- |
参考文献・参考リンク
- フォクトレンダーVM&カールツァイスZMレンズWORLD (日本カメラMOOK) 大型本 – 2010/10/18・P19にレンズ紹介と作例有り・アマゾンアフィリエイトリンク
- Photo Yodobashi
更新履歴
- 2024.05.11
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