LEICA APO SUMMICRON M 90mm ASPH.

アポズミクロン M 90mm F2 ASPH.のレビューと作例紹介

目次

ギャラリー

  • LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2の写真例(全写真 LEICA M9)

レビュー

アポ・ズミクロン M 90mmはライカMマウントの中望遠レンズ。
1998年にリリースされ、2024年現在現役のレンズである。
非球面レンズを採用しフードも組み込みになっており、鏡筒デザインもライカモダンレンズの標準に準拠している。
レンズ認識6bitコードはコード無しのレンズには追加することができる。製造年代によっては販売時点でコードが付加されたレンズもある。

焦点距離90mmはフォクトレンダー アポランター 3.5/90mm、ズミクロン2/90mmを使用していたが、いずれもレンジファインダーカメラではピント精度の問題と使用頻度が低く長く手元にはなかった。
Rレンズに傾倒をはじめたがライカRマウントのアポ・ズミクロン R 90mmが入手できなかったので、このMマウントのアポ・ズミクロンを入手した。
しかし、他のレンジファインダー用90mmと同様にライカ・デジタルM9のファインダーでは、絞り開放のピント精度がアポズミクロン75mmと比べて厳しかった。
LEICA M typ240は、EVFの拡大表示によりピント精度に不安がなくなり、望遠レンズを使うには良い時代になったと思った。しかし、レンジファインダー機構をもつカメラにEVFを付けて使うスタイルには今も違和感を感じる。

ライカRマウントのアポ・ズミクロン R 90mmを入手しどちらを残すか悩んだ。当時はミラーレス全盛でもなかったので、R型レンズのアドバンテージである最短撮影距離0.7mとフランジバックの長さから、様々なカメラに使えることもありRマウントのアポ・ズミクロンを手元に残すことにした。

MマウントとRマウントのAPO-SUMMICRONを同時に所有していたとき、両方を持って撮影に出かけた際の似た画像を掲載する。撮影位置が微妙に異なることで厳密な比較はできないが、細部を見るとそれぞれに個性がある。

アポ・ズミクロン R 90mm ASPH.
アポ・ズミクロン M 90mm ASPH.

仕様

項目備考
焦点距離(mm)90.9
最大絞り2
最小絞り16
レンズ構成5群5枚
最短撮影距離(m)1.0全域カメラ距離計連動
レンズ長(mm)78マウント面からの距離
レンズ最大径(mm)64
フィルター径(mm)55
重量(g)660

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.02.20:改稿
  • 2022.05.02:初稿

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