Hasselblad X1D-50C /4116edition

ハッセルブラッド製デジタルカメラ・X1D-50cでレンズ遊びをした記録

X1D 4116 edition +XCD 45mm /F3.5
X1D +XCD 45mm /F4 -P

<カメラの印象>
初めて購入したハッセルボディ、ブラックの4116 editionはカラーリングは最高だった。
これを選んだのはX1DIIが発売されてすこしたち、X1Dの中古価格が下がってきたところで、レンズとボディのセットが格安だったからである。
結局X1DIIを買ったので寄り道といえば寄り道だが、これを使ったおかげでX1DIIをよりよく感じることができたので悪い経験ではなかったと思っている。

このボディにHC300mm +H1.7 テレコンバーターを装着して白樺峠の鷹にチャレンジしたが、電気接点の不良でレンズを上に振り上げるとリセットがかかる症状によりまともに使えなかった。
マウント部の電気接点の不良を結構な金額で修理したが、少ししてX1DIIに買い替えてしまった。X1Dはとにかく起動が遅く電源を落としていると、電源オンから5秒程度待つので瞬間を捉えることは難しい。電源入れっぱなしだとボディが熱くなるのでつけっぱなしともいかず、運用がなかなか悩ましい。

さすがに進化途上のデジタル製品は最新版が良いと実感したので、X2Dは発売直後に買うことにした。
3代をへて着実な進化を感じているところである。それでもX2Dで並のカメラレスポンスなので、機能的にはのんびりしたシステムだと思う。

X1D/X1DIIはミラーレスカメラでカメラのフランジバック(レンズとボディの結合部であるマウント面から撮像面までの距離)が短いため、マウントアダプターを使用すると様々なレンズを取り付けることができる。ただし、カメラ側には機械シャッターがなく、レンズシャッター機構を持つレンズ以外はカメラのセンサーシャッターで撮影することになる。
そのため動物など撮影時に被写体が動くときは被写体ブレ、カメラが画像処理中しているときにカメラを動かしたことによる撮影画像のブレは注意が必要である。後者のカメラで画像処理をしているときのカメラ移動によるブレはシャッター速度に関係なく、処理中にカメラを動かすと撮影結果がゆがむため注意が必要である。速いシャッター速度で撮影した場合でも一呼吸置いてから次の撮影に臨む必要がある。

<カメラの特徴と仕様>
ハッセルブラッド・X1D-50c 4116 editionは、ハッセルブラッド創業75周年記念モデルで通常のX1D-50Cとはカラーリングが異なる。X1D-50c 4116 edition、X1DIIの修理時にノーマルのX1D-50Cを借りて使用したが、X1D-50c 4116 editionとの違いは感じなかった。
専用のXCDレンズ、XHレンズアダプターを使用したときのHC/HCDレンズは、35mm焦点距離の0.8倍換算の画角となる。
XHコンバーター 0.8を使用した場合は、35mm焦点距離が0.8倍され、さらにセンサーサイズの0.8倍換算が加わるため、ほぼ中判サイズの画角を得ることができる。そのためHCDレンズはイメージサークルが足りずに周辺が少しけられる。

項目備考
カメラ有効画素数5000万画素5.3 × 5.3µm
センサーサイズ43.8 × 32.9mm
レンズマウントハッセルブラッド・Xマウント
撮像素子CMOSセンサー8272 × 6200ピクセル
EVF液晶ビューファインダー / 約236万画素
背面ディスプレイ3インチ・92万画素TFTディスプレイ
記録メディアSDカード デュアルスロット
バッテリーリチャージブルバッテリー 3400mAh (Xシステム用)付属バッテリーは3200mAh
外形寸法幅 x 高さ x 奥行 148 × 97 × 70mm(突起部を除く)
重量(g)725g (本体、バッテリー、メモリーカード含む)

<オプション>

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