Voigtlander NOKTON VM 40mm F1.4
フォクトレンダー・ノクトン40mm F1.4のレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はRollei 35RFとKONICA SINBI200/KODAK PKR-64/KODAK ULTRA COLOR100で撮影
- 写真作例の撮影はEPSON R-D1
レビュー
ノクトン40mm F1.4は、2004年にコシナ・フォクトレンダーからリリースされた、VMマウントの標準レンズ。
コシナ・フォクトレンダーでは最初期のVMレンズである。レンズの表面コートにマルチコートのMCとシングルコートのSCの2つが同時に発売された。2型にモデルチェンジしているが2023年現在も新品が入手できる息の長いレンズだ。レンズ構成は変形のガウス型で、中央に1枚壁のようなレンズが入っている。
ちょうど、フィルムカメラとデジタルカメラの端境期にリリースされたレンズでフィルムとデジタルの両方で使用した。
写真のアーカイブから撮影結果を見ると、リバーサルフィルムもネガフィルムも使用しており、当時気に入って使っていたことがわかる。写真作例にあげたのは、コニカとコダックだが富士フイルムのフィルムでも使用している。
ボケ見は素直で、フィルムとの相性は良いレンズだと感じる。SC / MCの両レンズを使ったが、両者に顕著な差を感じることはなかった。
2017年に同レンズ名で開放F値が1.2のレンズになった、ノクトン40mm F1.2がリリースされたが、非球面レンズを採用した現代的なレンズ構成になっており、本レンズとのつながりはほとんど感じられない。
元々はこのノクトン銘、オリジナルのフォクトレンダー・プロミネント用の50mm F1.5からきているのは良く知られているが、コシナは開放F値の小さな大口径レンズにこの名称を汎用的にもちいている。
仕様
項目 | NOKTON F1.4 | NOKTON F1.2 |
焦点距離(mm) | 40 | 40 |
最大絞り | 1.4 | 1.2 |
最小絞り | 16 | 22 |
絞り羽根 | 10 | ← |
レンズ構成 | 6群7枚 | 6群8枚 |
非球面レンズ | 非採用 | 採用 |
最短撮影距離(m) | 0.7 | 0.5 |
レンズ長(mm) | 29.7 | 43.3 |
レンズ最大径(mm) | 55 | 60.8 |
フィルター径(mm) | 43 | 52 |
重量(g) | 175 | 315 |
マウント | VM | VM |
リリース年 | 2004.4.10 | 2017.11.22 |
価格(定価・税別) | SC / MC 50,000- | 120,000 |
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.04.16
- 2023.10.10
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