Hasselblad X1DII-50c

ハッセルブラッド製デジタルカメラ・X1DII-50cでレンズ遊びをした記録

<カメラの印象>
X1DIIはX1D 4116Editionから買い換えで、起動の待ち時間はあきらかにX1DIIの方が早く、もっと早く買い換えれば良かったと初めて起動したときに思った。5秒くらい待つのが3秒程度になっただけなので、日本製カメラとくらべると起動が遅いことは間違いないがX1Dに比べると進歩した感じはある。
X1DIIになってから良くなった点の一つとしては熱暴走しづらくなったことがある。X1Dは連続撮影しているとカメラグリップと底面が熱くなり、オーバーヒートで撮影できなくなることがたまにあったが、X1DIIに変更してからはその現象に遭遇していない。
ビューファインダーはスペック上はOLEDになりリフレッシュレートも上がったが、X1Dとそれほど違いを感じなかった。アイセンサー部の形状変更により太陽光が入るところではアイセンサーが誤動作してEVFに切り替わらないことがあった。そしてアイセンサーが故障して修理となった。保障範囲内での修理とはいえ、代替品はX1Dしかなく半月ほどX1Dを使うことになった。
X1DIIに難点としてアイセンサーの視度調整ダイヤルがX1Dよりも緩く、鞄の中で勝手に変わることも多かった。一人で使う限り視度調整は一度するとそうそう変更しないので、X2Dでは物理ダイヤルではなくなったのはとてもありがたい変更だ。
X1D/X1DIIはミラーレスカメラでカメラのフランジバック(レンズとボディの結合部であるマウント面から撮像面までの距離)が短いため、マウントアダプターを使用すると様々なレンズを取り付けることができる。ただし、カメラ側には機械シャッターがなく、レンズシャッター機構を持つレンズ以外はカメラのセンサーシャッターで撮影することになる。
そのため動物など撮影時に被写体が動くときは被写体ブレ、カメラが画像処理中しているときにカメラを動かしたことによる撮影画像のブレは注意が必要である。後者のカメラで画像処理をしているときのカメラ移動によるブレはシャッター速度に関係なく、処理中にカメラを動かすと撮影結果がゆがむため注意が必要である。速いシャッター速度で撮影した場合でも一呼吸置いてから次の撮影に臨む必要がある。

<カメラの特徴と仕様>
ハッセルブラッド・X1DII-50cは、X1D-50cの後継機で画素数は同じながら、起動時間の短縮、動画撮影機能の搭載など改良が加えられている。
専用のXCDレンズ、XHレンズアダプターを使用したときのHC/HCDレンズは、35mm焦点距離の0.8倍換算の画角となる。
XHコンバーター 0.8を使用した場合は、35mm焦点距離が0.8倍され、さらにセンサーサイズの0.8倍換算が加わるため、ほぼ中判サイズの画角を得ることができる。そのためHCDレンズはイメージサークルが足りずに周辺が少しけられる。

項目備考
カメラ有効画素数5000万画素5.3 × 5.3µm
センサーサイズ43.8 × 32.9mm
レンズマウントハッセルブラッド・Xマウント
撮像素子CMOSセンサー8272 × 6200ピクセル
EVFOLED / 約369万画素 / 0.87倍
記録メディアUHS-II対応 SDカード デュアルスロット最大1TB
バッテリーリチャージブルバッテリー 3400mAh (Xシステム用)
外形寸法幅 x 高さ x 奥行 148 × 97 × 70mm(突起部を除く)
重量(g)766g (本体、バッテリー、メモリーカード含む)650 (本体のみ)

<オプション>

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