ZEISS PLANAR ZM T* 50mm F2

Mマウントに進出したツァイス

Carl Zeiss Planar ZM 50mmのレビューと写真作例

目次

ギャラリー

写真作例の撮影はHEXAR RF +KODAK EKTACHROME 64(EPR)

レビュー

プラナー 50mm F2 ZMは、コシナが製造したカール・ツァイス・ブランドのレンズ。
リリース当時は最新の50mmレンズで、コシナ・フォクトレンダーのノクトン50mmF1.5と比べて、明るさは半段落ちるが、リバーサルフィルムで撮影した写真の鋭い描写に驚いた。ライトボックス越しにみるリバーサルフィルムは本当に味があると思う。

非ライカからはじめたMマウント50mm単焦点レンズはたくさん使用したが、その中でコストパフォーマンスを含めるとベストに近いレンズで、所有した標準レンズのなかでは比較的長い期間にわたり活躍してくれた。

レンズ構成はスタンダードなダブルガウス型で特筆すべきものはない。コーティングの進化、製造精度の向上で性能を上げてきたように感じられる。大きさもごく一般的な50mmと同程度で携帯性を含めまったく問題は無い。
これはセンサーサイズのため仕方が無いが、EPSON R-D1で50mmの焦点距離のレンズを使用すると75mm相当となり狭く感じる。LEICA M8.2は1.3倍で65mmなので狭さが緩和されて使い易くなる。

Planar 50mm ZMとC Sonnar 50mm ZMのレンズ構成図を並べると違いがよくわかりる。ゾナーは後玉が奥まっており、レンズ鏡筒をコンパクトにできて、レンジファインダー向きのレンズ構成ということがわかる。

Planar ZM 50mm
レンズ構成図はCarlZeiss lens datasheetsから引用

仕様

項目PlanarC Sonnar
焦点距離(mm)5050
最大絞り21.5
最小絞り2216
レンズ構成4群6枚
最短撮影距離(m)0.70.9
レンズ長(mm)6838.2
レンズ最大径(mm)5255.6
フィルター径(mm)4346
重量(g)230250
リリース年2005.1.152006.8.4
定価¥75,000¥105,000

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.04.18:記載修正
  • 2023.11.01:最初の投稿

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