KONICA HEXAR-RF /Limited
コニカ製フィルムカメラ・HEXAR-RF /LimitedでMマウントレンズ遊びをした記録
<ギャラリー>
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<カメラの印象>
当時フィルム用ライカMボディを買う財力が無かった筆者がたどり着いたMマウント互換フィルムカメラ。
一般的なブラックボディと50mm/F1.2が付属した限定版チタンカラーボディの両方を使用したが両者に操作感や機能で違いは無かった。
Limitedのチタン外装はライカのチタン外装のレンズとよく合っていた。
このカメラの前はMINOLTA CLE、Rollei-RF(Bessa-R2と同じ)、CONTAX G1/G2などを使っていたが、ファインダー表示、自動巻き上げ機能などでHEXAR-RFが焦点距離50mm以下の広角レンズでは使い易かった。倍率0.6倍のファインダーは焦点距離75mm/90mmの大口径レンズを使用する場合、ピント精度に不安があった。そのためデジタルカメラと異なり限られた枚数でしか撮影できないフィルムカメラでは、焦点距離50mmを超えるレンズを使用することはほとんど無かった。
ファインダーの見やすさと精度は、基線長が長く倍率も大きいZeiss Ikon(COSINA / 2005年発売)が優れている。
レンズは21-35Dual以外はすべて購入して使用した。いずれのレンズも質実剛健という言葉が似合う、個性的ではないが堅実なレンズであった。
21-35Dualは2焦点レンズだが、それぞれの焦点距離で画質の最適化が図られているわけでは無く、1.5倍ズームの両端を使うだけのレンズで、歪みも大きいとのことで購入に至らなかった。2000年から2010年にかけては10万円に近いプライスで見ることもあったが、2020年代はレンズ流通本数の少なさからか定価を上回る中古プライスを見かける。



<カメラの仕様>
項目 | 値 | 備考 |
ファインダー | 実像距離計式逆ガリレオ透視ファインダー | |
ファインダー倍率 | 0.6倍 | |
基線長(mm) | 69.2 | |
シャッター | 電子制御縦走行フォーカルプレンシャッター | |
シャッター速度 | 1/4000〜16秒(オート) 1/4000〜1秒(マニュアル) | オート時無段階変速 マニュアル時Bulbモードあり |
測光 | シャッター幕面、TTLダイレクト測光 | |
バッテリー | CR2-3V 2本 | |
外形寸法(mm) | 幅 x 高さ x 奥行 139.5 × 80 × 35 | 突起部を除く |
重量(g) | 約560 | 本体のみ |
<専用レンズ>
焦点距離 | 名称 | リリース年 | 技術レポートリンク |
28mm | M-HEXANON f28 / F2.8 | 1999年 | 28/50/90mm-PDF |
50mm | M-HEXANON f50 / F2 | 1999年 | 28/50/90mm-PDF |
90mm | M-HEXANON f90 / F2.8 | 1999年 | 28/50/90mm-PDF |
35mm | M-HEXANON f35 / F2 | 2000年 | 35mm-PDF |
50mm | M-HEXANON f50 / F1.2 | 2001年 | 50mm/F1.2-PDF |
21-35mm | M-HEXANON f21-35 / F3.4-4 | 2002年 | 21-35mm-PDF |
<オプション>
- フラッシュ
- 革ケース
<参考文献・リンク>