ZEISS BIOGON ZM T* 35mm F2

ツィアイス・ビオゴンZM 35mm F2のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

  • カメラにRollei 35RFを使用し、フィルムは富士フイルム SensiaIII 100(リバーサルフィルム)とKODAK Kodachrme64(KR64)を使用した。

レビュー

ビオゴン 35mm F2 ZMは、コシナが製造したカール・ツァイス・ブランドのレンズ。
このZMレンズシリーズはプラナー50mmが最初にリリースされ、その2ヶ月後に第2弾としてビオゴン 35mmがリリースされた。

レンズは現代レンズに求められる水準を十分に満たしており、コシナの最新設計とレンズコーティングの進化により、逆光でも妖しげな光やコントラストの低下がおこることもなく、とてもよい描写をする。
Zeiss IkonやHEXAR RFなどのレンジファインダーカメラに装着した際の重量バランスは良好で、フォーカスリング、絞りリングの操作性にも問題はない。

1996年に発売された京セラ・コンタックスから発売されたCONTAX G 35mm F2はプラナー銘でリリースされ鏡筒がとてもコンパクトにまとめられている。

それにたいして、このZMのビオゴン35mmは対称的なレンズ構成を持ちながら、バックフォーカスを長めにとる設計のために、35mmにしては細身で長いレンズになり、35mmレンズにしてはカメラに装着したとき間延びしたスタイルになってしまった。

より広角レンズのビオゴン21mm、25mmの同じく細長いスタイルは焦点距離を考えると仕方がないと考えられるが、後にリリースされたビオゴン28mmは対称形式を意識したレンズ構成ながらコンパクトな鏡筒をまとっており、このビオゴン35mmはデザイン的に残念に思える。

そのためではないであろうが、後にリリースされるZM Cシリーズの21mmと35mmはコンパクトでレンジファインダーカメラに似合うスタイルが与えられている。

HEXAR RFに装着
BIOGON 35ZM
ZEISS History productより引用
PLANAR G 35
ZEISS History productより引用

仕様

項目BIOGONC BIOGONPLANER
焦点距離(mm)353535
最大絞り22.82
最小絞り222222
レンズ構成6群9枚5群7枚5群7枚
最短撮影距離(m)0.70.70.44
レンズ長(mm)43.327.8*129
レンズ最大径(mm)525256
フィルター径(mm)434346
重量(g)230200160
リリース年2005.32008.51996
定価(¥/税別)¥95,000 ¥78,000¥47,000
*1:値はZeissデータベースのPDFを参照した。

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.04.18:記載修正
  • 2024.01.09:最初の投稿

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