データ復旧(2)

今回は、普段使いのポータブルHDDから、データのバックアップを作成している最中にHDDにアクセスができなくなった。
問題のポータブルHDDは「HD-AC30TW [ポータブルHDD 3TB ホワイト]」で、iMacPro2017で3.5インチの6TB-HDDDへ順調にデータをコピーしていたが、あるファイルの転送に失敗した後、HDDへのアクセスが不調になった。
具体的にはMacのファインダーでディスクは認識しているが内部のフォルダにアクセスすると、アクセスランプがつきっぱなしで、正常にアクセスできない状態になった。

ディスクは見えているので、Photorecを使ってみたところ、HDDの空いているところをサルベージして、通常の使われている領域にはアクセスできなかった。DiskDrillはスキャンが途中でフリーズしてしまった。開いているところには何も書き込んでいなかったので、何もデータは出てこなかった。

HDDをUSB接続のままでは、埒があかなそうなので、分解してSATA接続にした方が良いのではないかと考えHDD分解のためにWebで情報を探すと、このハードディスクはディスクにUSB3.0の基板が直付けで、SATAに変換するためには、別途基板が必要とのこと、この情報からHDDを開けることは諦める。

実際に分解した方のページ

データは生きていそうなので、専門のHDDデータ吸い出しの業者に、3TBのHDDの吸い出しを依頼した場合の見積もりを依頼すると、いくつかの業者から返答があり高いところでは15万円程度必要とのことでした。
データサルベージは早めに業者に出した方が欠損なくデータを吸い出せる可能性は高いと思うが,上記のようにそれなりの費用が必要なので、、アクセスできないデータに自分がどれだけの価値を見いだすかによると思う。

以下の作業は自己責任となり、最悪データが失われることがある。
通電時のスピンアップとその後の動作状態でHDDのモーターは現時点では生きているようなので、基板系のエラーと考え、業者に依頼して基板交換してデータの救い出しをする場合、今の状態でももう少し通電して基盤が逝かれて、PCからディスクが見えなくなっても、業者の見積価格は同じと判断(基盤ぶっ壊れたら、復旧価格が同じかは不明)しデータサルベージを続行した。

手始めにTestDiskでディスクの状態をチェックするためにアナリシスをかける。
アナリシスの進行状況を見ていると5日くらいかかるようだ、アナリシスを実行していると、理由はわからないがHDDのフォルダへのアクセスが復旧した。
前回アクセスに失敗したフォルダまではバックアップが取れているので、その失敗したフォルダを覗いた、それ以降のフォルダを選択してコピーを再開する。半日で残りの500MGB程度のデータを無事吸い出すことができた。このHDDは再利用不可としてそのうち処分することになる。

今回の教訓として、一時保管に使用しているポータブルHDDからのデータコピーはまとめて実行せずに適宜タイミングを見て定期艇におこなっておく必要がある。
推測でしかないがポータブルHDDの基盤が長時間のコピーに耐えられずに、基盤の熱損傷などが発生した可能性などが考えられる。
バックアップ取っている最中に不調に見舞われたことは、初めての経験であった。
HHDへのアクセスが回復したのは、運が良かったと思う。

<終わり>

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