LOMO x ZENIT NEW Jupiter3+ 50mm
NEW Jupiter3+ 50mm F1.5(ロモグラフィー版)のレビューと写真作例
目次
ギャラリー
NEW Jupiter3+ 50mm F1.5 写真例(Leica M-P使用)
レビュー
LOMO x ZENIT NEW Jupiter3+ 50mmは、LOMO(Lomography)がロシアのZENITに依頼して、往年の銘レンズ、Jupiter3を復刻したレンズ。
復刻にあわせて、鏡筒は新規製造されたようでピカピカ、レンズマウントはオリジナルと同じライカL39スクリューマウントだがL/Mマウントの同梱され、レンズの最短撮影距離は0.7mに短縮されている。フィルター径はオリジナルJupiter3と同じ40.5mm。
オリジナルのJupiter3レンズは中古市場に数多く流通している。鏡筒色に黒色と銀色があるが、いずれも経年劣化による外観のくたびれが目立つものが多い。オリジナルのJupiter3は最短撮影距離が1mだ。
レンズの設計はドイツのツァイス・ゾナーのデッドコピーといわれ、ゾナーレンズの特徴である大きく湾曲した前だが姿を見せる。
このレンズは、某所で鏡筒ガタつき有りの品を中古で購入したが、Leica-Mに付属のM/Lリングを用いて取り付けると無限遠が出なくて焦った。手持ちのフォクトレンダーの50/75M/Lリングを使うと正しい距離計連動をおこなえたので、付属のM/Lリングがゆがんでいる、厚みがおかしいなどの不具合を抱えていると判断したが、その後テストを継続すると、近景は二重像の合致と撮影結果がほぼ合っているが、遠景は二重像が合致していても撮影結果がずれている状態、EVFで確認すると5m指標で無限になっていることがわかった。なかなか珍しい異常を抱えているようで購入元に相談したら、記載外の不良と言うことで返品を提案された、レンズ自身は綺麗な個体だったので少々惜しかったがまともに使えないレンズを持っていてもしょうがないので返品した。
仕様
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 50 | |
最大絞り | 1.5 | |
最小絞り | 22 | |
レンズ構成 | 3群 7枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.7 | |
レンズ長(mm) | 36.8 | |
レンズ最大径(mm) | 47.2 | |
フィルター径(mm) | 40.5 | |
重量(g) | 228 | レンズ+ L-Mマウントアダプタ |
参考文献・参考リンク
更新
- 2024.02.15:改稿
- 2022.02.05:初稿
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