LEICA S with HC100mm
HASSELBLAD HC100mm(オレンジドット)をライカS typ007で使用したレビューと写真作例
目次
<写真作例>
<レビュー>
LEICA Sを購入したのは、このレンズを使いたいためであったと言っても過言ではない。
3日ほど使用したLEICA S-Eでは、ほぼこのレンズだけを使っていた。
一眼レフの素通しでみるクリアーな視界は、このレンズの醍醐味だと思う。
旧プラナーを素直に大口径化した癖のない描写に魅力がある。
設計が古いため近接撮影に少し弱点があり、レンズ単体では0.9mまでしか寄れず、LEICA Sシリーズではマクロ延長チューブも使えないため回避のしようが無い。
現在、このレンズの使用頻度が低いのはLEICA S typ007では、CONTAX 645レンズを使うことが多いことと、SUUMICRON-S 100mmを購入してしまったため、S adapter Hアダプター経由で使用するHC100は、SマウントネイティブレンズのSUMMICRON-S100と比べると、AF速度、精度、最短撮影距離で負けていることから、LEICA Sで使うならSUMMICRON-Sとなってしまうことが多いためである。
また、X2Dであれば100/F2.2と80/1.8という二つのレンズとして使えるため、やはり、このレンズを使うときはX2Dが主力となる。
中望遠レンズのピント合わせに絶大な能力を発揮する、マイクロプリズム・フォーカシングスクリーンSを購入したので、近接ピント合わせが苦手なHC100でMFがやりやすくなったため、ふたたび活用していこうと思っている。
レンズ+アダプター
HC100mmレンズ構成図(ハッセルブラッド公式ページより引用)
SUMMICRON-Sレンズ構成図(LEICA公式ページより引用)
<仕様>
項目 | HASSELBLAD HC100 | SUMMICRON-S 100 | 備考 |
焦点距離(mm) | 100 | 100 | |
最大絞り | 2.2 | 2 | |
最小絞り | 32 | 22 | |
レンズ構成 | 5群6枚 | 5群7枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.9 | 0.7 | |
レンズ長(mm) | 80.5(レンズのみ) | 102(レンズのみ)146(フード込み) | |
レンズ最大径(mm) | 87.5(レンズのみ) | 91(レンズのみ)104(フード込み) | |
フィルター径(mm) | 77 | 82 | |
重量(g) | 780 | 910(レンズのみ)965(フード込み) | |
リリース年 | 2013 |