CONTAX G2
フィルムカメラ・コンタックスG2のレビューと写真作例
<ギャラリー>
レンズはプラナーG 45mm、フィルムはPKR-64、フィルムスキャンはDiMAGE Scan Multi PROを使用。
<レビュー>
コンタックスG2は京セラ/コンタックスが1996年にリリースしたオートフォーカス(以下、AF)35mmフィルムカメラ。
専用レンズは、G1リリース時の16mm、28mm、45mm、90mmにプラスして、G2リリース時に21mm、35mm、その少しあとに35-70mmズームがリリースされレンズラインナップが完成した。
G2のAF精度はG1よりは早くてマシだがファインダーでピント位置がわからない弱点は解消しようが無く、このAFミラー無しカメラはG2で終わりとなる。
それでも、ゾナー90mmを使った際のピント歩留まりはG1と比べるとかなりマシで、このAFでようやく普通のカメラになったと思われる。それでも藪とかフェンスは超苦手。
個人的にはグリップの斜め上にあるピント調節用のダイヤルがカメラのデザインバランスを崩してしまい、G1のまとまったデザインと比べていまいちだと感じるため、カメラのデザインとしてはG1がこのみで完成度が高いと思う。
G2はチタンゴールドの外装とレンズとセットになったブラックボディが存在している。ブラック外装バージョンに合わせてホロゴン16mm以外のレンズは黒鏡筒のレンズも発売されているが製造本数が少ないため、中古市場ではチタン色の通常レンズよりも倍程度高価である。手元にはブラック鏡筒でMマウントに改造した28mmと90mmがある。
レンズは、16mm、21mm、28mm、35mm、45mm、90mm、35-70mmと必要な焦点距離のレンズは揃っている。一眼レフカメラと比べると少し寂しいレンズラインナップだが、普通に写真を楽しむならこれだけあれば十分だろう。マウントアダプタ GA-1経由でヤシカコンタックスのレンズも使えるが、AFは使えないため測距機能を使用してピント位置を設定するためあまり実用的ではない。
<仕様>
項目 | CONTAX G1 | CONTAX G2 |
ファインダー | 実像式ズームファインダー | ← |
ファインダー倍率 (無限遠、45mm、視度-1D) | 0.57倍 | ← |
視野率 (無限遠、45mm、視度-1D) | 90% | ← |
AF方式 | パッシブ コンティニュアス非対応 | パッシブ/赤外線アクティブ併用 コンティニュアス対応 |
連続撮影速度 | 秒2コマ | 秒4コマ |
シャッター | 電子制御・縦走行フォーカルプレンシャッター | ← |
シャッター速度 | 1/2000〜16秒(絞り優先) 1/2000〜1秒(マニュアル) | 1/6000〜16秒(絞り優先) 1/4000〜1秒(マニュアル) |
バッテリー | CR2-3V 2本 | ← |
外形寸法(mm) 幅 x 高さ x 奥行 | 133 × 77 × 42 | 139 x 80 x 45 |
重量(g) | 460 | 560 |
定価 | 143,000円 | 163,000¥ |
<専用レンズ>
焦点距離 | 名称 | リリース年 |
16mm | HOLOGON 16mm | 1996年 |
28mm | BIOGON 28mm | 1994年 |
35mm | PLANAR 35mm | 1996年 |
45mm | PLANAR 45mm | 1994年 |
90mm | SONNAR 90mm | 1994年 |
35-70mm | VARIO SONNAR 35-70 | 1996年 |
<オプション>
- マウントアダプター GA-1
- データバック GD-1
- パワーパックアダプター GP-1
- パワーパック P-8
- フラッシュ TLA140
- フラッシュ TLA200
<参考文献・リンク>
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